劇場版 おいしい給食 卒業のレビュー・感想・評価
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コミカルで、じわっと泣けて、考えさせられる
小中9年間、金持ちの子も貧乏人の子も、インテリ家庭の子も、土方の子も、同じ時間 同じメニュー 同じ空間で昼食をする。
牛乳の飲めない子、早食いで昼休みのドッジボールに命を懸ける男子、
余ったコーヒー牛乳のジャンケン、。。。
映画は コミカルな構成だが、
生徒に教えられ 分かりあう 先生と生徒の感動話。
学芸会の劇に打ち込む生徒など。
良い映画だった。いろんな感情が刺激された。
甘利田、素直になる。でももっとなれw
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給食が好き過ぎて中学校教師になった甘利田。
その生徒でライバル、給食の食べ方を工夫する天才の神野。
教育委員会の海坊主の働きかけで、給食が健康食になる。
マズくなり残食率は増え、さらに翌月から麦飯になることに。
神野は突発的に学校を飛び出し、給食センターにどなり込む。
で会議に飛び入り参加して意見陳述することを認められる。
やがて神野を追って来た甘利田も到着し乱入。
甘利田は委員たちに給食の大事さを訴える。
マズい給食は生徒の創意工夫の場も奪うと熱く語る。
結局海坊主を説き伏せることはできなかったが、
その成果か、卒業前の最後の給食は白米+カレーだった。
生徒達や甘利田は大満足、大団円となった。
サイドストーリーとして宗方先生との愛も描かれる。
駄菓子屋で鉢合わせし、ウイスキーボンボンを奢ってもらい、
見事に激酔いする、相変わらず酒に弱い甘利田。
その時に宗方先生みたいな人が奥さんなら最高、と言った。
甘利田は記憶が飛んでたが、宗方先生は本気にしてた。
でも宗方先生が校長に進められてたお見合い話が進む。
相手と直接話し、好人物と認めた甘利田は自ら身を引く。
そして北海道在住のその先生とトレードという形で転勤に。
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ドラマ版はシーズン3まで全部見てるが、相変わらず面白い。
給食が好き過ぎる、最高に人間的な甘利田なのに、
教師の威厳を守るためとかで、無関心で厳しい演技をする。
素直に給食好きを前面に出したらいいのになといつも思う。
おれならそうするけどな、何も悪いことは無いんやから。
でもあのギャップがドラマとして面白い要素なんやから、
甘利田がそこを変えることはないんやろけどな。
と思ってたら、意外にも甘利田がそれを覆すシーンがあった。
ドラマ版や前の映画では一切無かったと思うのやが。
まず海坊主の前ではっきりと自分は給食が大好きだと言う。
また給食最終日のおかわりじゃんけんで勝利し激烈に喜ぶ。
うーん、やっぱりそっちの方が魅力的やしカワイイよw
変に大人ぶる必要なんて無いってばw
神野は卒業後、教師を目指して進学するらしい。
大人になってからも給食を食べるためと甘利田は見破ってた。
自分と同じ種類の人間としてリスペクトもしてた。
ただ神野の未来予想図にはまだその先があった。
将来は教育委員会に入って給食を守るつもりらしい。
最後まで天才的なヤツやったな、神野は。
あと2の宗方先生は、1や3のヒロインの先生とは種類が違う。
非常に有能で、甘利田が最も尊敬してるのは宗方先生だろう。
そんな簡単に身を引かなくても・・ってのは思ったな。
つくづく不器用な男よのお。
まあそれが彼のいいところでもあるのだが。
おいしくなけりゃ
"おいしい給食(映画)" シリーズ第2作。
Paraviで鑑賞(レンタル)。
テレビシリーズは視聴済み。
冒頭で甘利田先生と神野くんの給食食べ方対決を見せ、世界観を紹介するのは前作同様。これで掴みはバッチリだ。やがて物語は、甘利田先生と神野くんVS教育委員会教育長―「腐ったミカンじゃないんだ」でお馴染み(いやそうじゃない)の鏑木との因縁の対決へとなだれ込んでいく。
健康も大事だが、食事はおいしく楽しいことが大切ではないかな、と…。不味い給食を食べ続けたら余計体に悪い。腹が満たされると同時に、心まで満たすのがいちばんの食育。
給食の本質を巡るバトルはハッとさせられることもあり、集大成の劇場版として、素晴らしいストーリーだと思った。公然と「給食が好き」と言った甘利田先生に感動した。
好きなものを貪欲に追及し、時にはそのために己の全てをかけて戦える甘利田先生や神野くんには正直憧れるし、「甘利田先生みたいな先生に出会えていたら」と夢想してしまった。
甘利田先生と神野くんの給食対決は、甘利田先生の転勤&神野くんの卒業によってついにフィナーレの時を迎えた。シリーズはこれにて終了なのか。いやいやもったい無さ過ぎる。
甘利田先生の転勤先は函館、そこの中学校の給食はどんな献立なのか興味あるし(どうやらイカ飯が出るらしい!)、現地ならではの献立を楽しむ甘利田先生の姿を見てみたい。
神野くんが教師になり、甘利田先生と対決する展開も面白そうだ。大人同士の「うまそげ対決」、気になる(笑)。
人気シリーズだし、シーズン3と劇場版3作目に期待!
※修正(2024/09/13)
ベタにナポリタンロールに1票
いや、なんでも挟む習性があってですね。ホテルの朝メシが洋食の時は、なんでもはさんでサンドとロールの嵐。ポテサラとハムとキュウリのロールとか最高ですもんw
これだけ、前作の凡ゆるものを完璧に引き継いでいながら、なぜか武田玲奈がいないと言う。もう、そこだけは残念だったけどw
あとは最高でした。期待通りの出来だし内容だし、満足です!
給食時間のテンション。スピーカーから流れて来るポールモーリアもどき。先割れスプーンに、アルマイトの皿に、田舎の中学生達。
教師と生徒が繰り広げるのは、体制に本質を問う闘いだと言うムネアツ振り。ネタは給食で、骨格はコメディだけど。物語りのタイトルである「おいしい給食」の意味するのは、モノゴトは須く、その本質の上に建てられなければならない、って言う事なんですね。と言うか、前作では気付かなかったよねw
神野くんが、すっかり大人になっててビックリしたけど、伊藤麻衣子もちゃっかり「転校」しとりますがなw
とりあえず、吹いたし、ジーンとしたし、けたけた笑かして貰ったし、満足です。
函館編、待ってます!
楽しかった。とっても。
でも、何故に広島地区は遅れて上映開始なん?
待ち遠しかったですw
いつもどおり
テレビシリーズのファンとして見ました。
面白いところも泣かせるところもいつも通りで、映画ならでは、というところはあんまりなかった。
ファンとしては、神野と甘利田先生の卒業をはっきり描いてくれたのはよかったが、テレビシリーズでやってくれればよかったのに、と思う。
面白かったんだけどね。
市原隼人さんの振り切ったハジケっぷりが笑える。2回目でも笑える名作。
予告編で市原隼人さんがハジケてたので面白そうだと思って鑑賞。期待以上に面白かった。
上映館がやや少なくて残念 。 テレビ・PART1は見ていない。
「給食を食べたいから先生になった」 という本音は隠し、教師としての体面は保つ。だから、普段は給食に興味はないような素振りだが、給食のときのハシャギっぷりがスサまじい。
その落差がおかしい。給食の時間が来て嬉しくてしょうがない手振りダンスが笑える。
給食のときの市原隼人のモノローグもおもしろい。まるで食通が高級料理にうんちくを傾けるように、給食のオカズの素晴らしさを語っていく。 カレー・ハンバーグ・ナポリタン・玉子スープ・デザートの話についつい頷いてしまう。
何よりもおかしいのが生徒の神野くんとの食べ方対決だ。神野くんの方が市原隼人より一枚上手で、市原隼人がいつも 「しまった、その手があったか。当然気付くべきだった」 とアタマをかかえるのだ。
2人はライバルだが、おいしい給食のためには生徒・教師の枠を超えて戦う戦友だ。
食育の名のもとに給食改革が実施され、給食が美味しくなくなり食べ残しも増える。給食イノチの2人にはユユシキことだ。かつて給食廃止に反対した市原隼人への教育長のイヤガラセなのだが、2人は会議に乗り込み抗議する。
唯一シリアスな展開だが、映画の中ではあまり広がらず解決もせず、ウヤムヤのまま卒業の日が来た感じだ。無くてもよかった。
ウイスキーbonbonと奈良漬けで二日酔いになり、ラブロマンスの話にもなるが、描ききれずに早足になってしまった。さすがに時間が足らない。
結局、市原隼人が札幌 ( 函館?)へ転勤になるが、もう転勤先の給食のイカ飯しの情報を仕入れている。まさに 「 給食好き 」 の面目躍如だ。
PART3が見たい。
【5/31(火)・再鑑賞】
2回目でも笑えるオモシロさは名作の証拠だ。何度聞いても笑える落語と同じ。今、市原隼人がNHドラマ『正直不動産』で真面目な役をやってるが、つい笑ってしまう。
2022/5/25(水) ☀️ 日の出 イオン
. 5/31(火) ☂️→☁️ 日の出 イオン
ご馳走様でした
ドラマシリーズ、劇場版前作も続けて観ており、まさかの劇場版2作目にして完結編、給食を愛する教師と1人の生徒の熱い給食バトルが展開される今作、ここだけ聞くと中々のキワモノにも思えますが、これがまた面白く、更に言えば今作は超面白かったです。
甘利田先生を演じた市原隼人さんのキレッキレの動き、心の声と並行して演じるのはとても難題だと思うのですが、これが見事に合致。恥ずかしげもなく寧ろ清々しいアクションを魅せてくれます。それでいて給食を美味しそうに食べるものですから気持ち良いです。
対する給食少年の神野くんの給食への愛も素晴らしいです。創意工夫を捏ねて美味しい食べ方を生み出してドヤ顔をかますのもまた面白いです。
今回の敵は前作と同様で教育委員会です(懲りなさい)。ただ前作までは給食の中止というややぶっ飛んでいるものでしたが、今作では健康食への切り替えというとても現実味のあるものでした。ドロっドロのカレーが食べれなくなると思うととても怖いですし、量が減るのもキツイなと思いました。
そこへと真っ向勝負する甘利田と神野のセリフがグサグサと刺さりました。本当に給食を愛しているからこそ出る言葉の重みが良いですし、見事に涙腺をやられてしまいました。
最後の超豪華の給食、美味しそうなケーキの残りをジャンケン勝ちで決めて、それを喜び合うのも素敵でしたし、これをまた見事な伏線回収で餞別として教師から生徒へと手渡すのも展開として美しかったです。
予想だにしない傑作で驚かされましたが、この映画を観ていたら自然と給食が食べたくなってきました。生姜焼きが当時は大好物でした。今年ベスト候補です。
鑑賞日 5/23
鑑賞時間 16:25〜18:15
座席 A-10
寅さん&釣りバカ
season1、2ともに所属校のマドンナの背中を押して成長させ、好感度を上げておいて身を引く。
season1、2ともに最終的に別の学校へ転任。
昭和の邦画の様式美のようなオチだ。
season3は神野君を教育実習生にして製作お願いします。
以下つらつらと
鏑木さんと決着付けなかったのはもやもやしたけれど、続編へのフラグと考える。
登坂さんは美味しい役所でしたね。
駄菓子編が薄味過ぎて勿体無い。まずい給食への対抗策として機能させればなぁ。
的場の目がバッキバキ(笑)最後の校歌はみんなバッキバキ。
カレーとかき卵汁のダブルヘッダーは残念。色々な給食が見たかった。
あのまずい給食よりもヤバい母の料理とは一体…。
ベートーヴェンとの・・・
給食とベートーヴェン、一見何処に共通点があるのか?
奇跡のマリアージュ、あっという間の上映終了。
Season3望みます。
給食・・懐かしいなぁ
テレビドラマシリーズや前の劇場版は未見。
なので、見る前は完全に色物として舐めてかかってしまっていた。
完全にやられた。
最初のつかみで主人公たちの給食道とは何かが提示され、その給食シーンも市原隼人さんの怪演によってギャグシーンとしてすんなり入ってくる。
この冒頭のシーンでこの映画の見方を提示してくれることで2時間何も考えずに楽しめた。
それにしてもこの映画、市原隼人さんが市原隼人さんしすぎである。
その肉体を活かして生徒の机にダイブするは階段を10段ぐらいすっ飛ばして飛び降りるは・・・その肉体をあまりに無駄に使って大爆笑。
しかも市原隼人さん特有のあのボソボソ声で間を持って喋る「市原喋り」とでも名付けたいぐらい特徴的な喋り方。
全てに完敗である。
更に冒頭に出てくるかきたま汁が美味しそうで美味しそうで思わず「飯テロやめてくれー」と言いそうになってしまった。
更にこの映画それだけでは終わらず、最後の方には給食とはなんたるかをしっかりと提示して寒くならずにちゃんと感動させてくれるのだ。
そしてあぁ嫌いな食べ物があって休み時間まで使って給食を食べたりしていたななんて思い出したりして。
もう給食で何が嫌いだったか思い出せないようになってしまったな・・・
と少しセンチメンタルな気分にさせてくれる良作。
この作品にもう少し早く出会っていればと思わずにいられない。
おいしいくいただくという幸せ
先ず、甘利田先生役に市原隼人さんをキャスティングした方にお礼を申し上げたい。
どちらかというと、強面であまり笑顔のイメージが無い、市原隼人さん。給食がおいしくて、小躍りしてしまう役をやるなんて、観るまでイメージが湧かなかったけど、ホントにはまり役です。
私はとてもおいしいものを出すお店で仲居さんをしてるのですが、
週に一~二度、甘利田先生のように、足踏みしたり、脇をパカパカしてる人を見かけます。映画では、多少大袈裟になってますが、市原さんの演技はコミカルですが、シリアスでもあるのです。
短髪に真面目な眼鏡をかけ、生徒にナメられない様に、いつも眉間にシワが…ベストにダサいセンタープレスのパンツ…学校の先生の典型!まあ、それでも市原さんなので、カッコいいんですけど。
給食が大好きで、おいしく食べる為に、心血を注ぐ甘利田先生。そして同じく給食大好きな生徒、中学3年生の神野君。二人はライバルであり、同士でもあります。
ある時から、教育委員会から横やりが入り、健康を一番に考えた献立&調理になり給食がおいしくなくなります。卒業を間近にした生徒の為においしい給食を取り戻すべく、奮闘します。
学年主任の宗方先生とロマンス?と思いきや、まさかの飛ばしで、甘利田先生も黍名子中学校を卒業
します。
とてもいい作品なので、是非ともシリーズ化をお願いしたいです。
トレードされた甘利田先生を追って、宗方先生が北海道に行き、イカ飯の給食を食べる。そして月日は流れ神野くんが先生となり、甘利田先生と同じ学校に赴任してくるまでを描くなんて、如何でしょうか?期待しておりますm(__)m
これぞ最高のエンタメ。おかわり!(追記あり)
ついこの間までドラマも前作映画も知らなかったんですが、今作のポスターを目にして気になって、ちょうど配信で見つけたのでゴールデンウィークに一気見しました。めっちゃ面白い!
市原隼人さん、あんなカッコいい見た目で全く躊躇なくあんな全力で振り切ったコメディやられちゃったら、あんなうまそげに食べるとこ見せられたら、ホレちゃうじゃないですか!
今作も良かった〜。
クラスの子たちが、とうとう最後まで、給食時間中のあの甘利田先生を放っておくっていうシュールさが大好きでした。
最後においしい給食を食べられて、ホント良かった。
どうせなら海坊主が失脚するところを見たかった気もするけど、立場の違いがチカラの違いっていう苦々しさも、このドラマに散りばめられた味のひとつ。世の中そんなに甘くない。
それでもヨダレが出そうなくらいの最高の笑顔でイカめしを想像してる甘利田先生には、立場とかチカラとか全く効かなそうなのが、ざま見ろって感じ(あら言葉づかいが乱暴)。
映画館に集まった観客の老若男女具合も良かったなぁ。子供も若者も中年もお年寄りも、ホントいろんな年代の人がいて、笑い声が連鎖するのもまた楽しくて。
実はこんな人気だと思わなくて、公開3日目ならミルメークは余裕だろうと思ってたら貰えなくて残念。
こういう映画を家族で楽しめる人たちがたくさんいることは、良いことです。
続き、期待しててもいいかなぁ。
●●● ここから5/20追記 ●●●
ミルメークがもらえなかったので、入場者特典第2弾のうまそげバッジ目当てにおかわりしてきました。
(甘利田先生の缶バッジはさすがに付けては歩けないので、お守り代わりに)
2回目にして更に泣けた( ;∀;)
なんだろうもう、美味しそうに食べてるの見てるだけでも泣けてくる( p_q)
給食センターで帰り際、四方田さんに声をかけられた時、神野くんを守るようにスッと前に出るとこが好きだったなぁ。
数十人の大人が神野くんひとりををつるしあげしてた後だから余計に、きっと考えてのことじゃなく反射的だったその動きに甘利田先生の本質が見えて、本物の先生だなって。
最後の最後、神野くんとお別れした後、主題歌がかかっていたから声は聞こえなかったけど、甘利田先生、神野くんに「またな!」って言ってるんですよね。
続編、期待してます!
食育とは、一緒に食べてこそ育まれるもの
前作、あまりにも衝撃を受けたので
今作、期待しすぎてあれってなったらあかんと思い、冷静に臨みました。
フラットな気持ちでと思っていたのも束の間
声を上げて笑ってしまいました。
だめだめ場内で1番大きな声になっちゃう💦
落ち着け〜堪えるんだっ
堪えて、ブハッとかフグって変な声になる…
心の中で
「また踊りながら校歌歌ってる!」
「やっぱり給食室行くんじゃん!」
「あ、ほら!神野くんに負けた!」
いちいち叫んでました。
あくまでも心の中で。
空想と現実の境目がわからないほどの
甘利田先生の妄想
でも現実に生徒の机の上にダイブしてるし!
冷静に見ている子供たち
笑いを堪える練習したでしょうね
校歌のたびに机に右手をぶつける甘利田先生
3回目にはもう期待して見てたわ
「あ、ほら、またやった✊」(心の中)
ところが、笑いだけでは終わらないのが
この映画
そうよ、今作も来た来た
なにやら不穏な給食センターの動きが。
って
甘利田先生の私服が。
「なに。それ?サングラスまで!」(心の中)
パイプ椅子の脚に自分の靴の裏を押し当ててるし。
それは緊張してる?
「子供か!」(心の中)
(あ、もう心の中って書きませんが、絶対に口には出してません。そこはちゃんとマナー守りました。)
ここで甘利田先生から出る
キーワード「本質を見失っている」
教育とは教え育むとは書くけれど
なんでもやりやすいように準備して整え
進みやすいように導くことではなくて
本人がもがきながら道を拓き
学びを得る過程を体験するもの。
食育も同じ。
本人が体験してなんぼ。
みかんの皮剥いたものを与えられてはみかんの皮の剥きにくさを体験できないじゃん!
小骨のない切身しか食べたことないと、魚に骨があることを学べないのと同じ!
神野くんが学校を飛び出したところから
一気に物語が加速!
「ええ?どするの?」と気持ち昂るところで
神野くんが手を上げ
「え?そのポーズは?もしや?」
まさかのタクシー止めて、乗り込む!
「いやいや、ここ絶対に流しのタクシー通らないでしょ!そんなバカな〜(笑)」
追いかけてきた甘利田先生
『中学生がタクシー乗るな!』
だよね笑笑笑
甘利田先生、上履きのまま全速力で走る
「もう2台目は来ないよね〜。靴を履き替える暇なかったもんね〜転けないでね」
無駄に心配しちゃう。
給食センターで会議室のシーンには驚いた。
「え、なにこれ、まるで被告人扱い、酷い!」
それでも懸命に発言する神野くんに感動。
なんて立派🥹
そこへ甘利田先生走り込み、開口一番
『中学生ひとりを相手に、なにをしてるんですか』
(正確にセリフを思い出せません。なんかこういうニュアンスの言葉だったような…)
このセリフに感激!
そうよこの場で神野くんを責めるのではなくて、周りの大人の行為を責める。
これが甘利田先生なのよ。
いやそれが普通。
だけど、最近、子供に原因をなすりつけて自身の保身ばかりに走る大人のニュースが目立つので、この当たり前の言葉に安心感を覚えた。
2人の信頼関係からすれば当然なのだが。
期待通りでよかった。
そして、教育委員会鏑木に放った一言
「私は給食が大好きです。」
それだよ!真っ直ぐで偽りのないその言葉!
待ってたよ!
スッキリした!言ってやったぜ!!!
宗方先生とのちょっぴりロマンスも。
どうなっちゃうの?と心配していたら。
なんて優しい…
宗方先生もはっきり決別の言葉は口にせず、
かと言っていつまでも待っていますとか未練の言葉でもなく。
「(甘利田先生とはお別れですが、甘利田先生がお嫁さんにしたいと思うくらいの人だと、私を認めてくれたことは)間に受けておきます。」
大人には大人なりに、承認欲求がある。
世の中には認めてもらえない辛さを抱えて生きている人がいっぱいいる…
このワンシーンだけでそんな社会問題がフワッと思い出されて、同時に心温まる。
甘利田先生素晴らしい!
それにちゃんとありがとうって言える(最後の笑顔がありがとうって伝えてる)宗方先生も素直で素敵。
真面目な行動ばかりの宗方先生だけど、この最後の土村さんの笑顔がピカイチ輝いて綺麗だった。
四方田さん作成の給食だよりも
給食センター主任の立場としてある意味とてもリアリティのある伝え方。
大人も気付き発見をして成長するのです。
甘利田先生が関わる人が影響を受けて変化するという、これもまた物語の幅が広がる良きエピソード。
1の時と同じく最後は甘利田先生と神野くんの未来への思いを語るシーン。
ジャンケンで勝ち取ったロールケーキを餞別にと神野くんに差し出す甘利田先生。
僕が勝ったら同じことするつもりでしたと、神野くん。
ええ子や!感涙🥹
教師になるんだろ、お見通しだ、と言う甘利田先生に、
教育委員会に行く(鏑木の座を奪って)先生の
給食を守る、と言う神野くん。
なんていい子なんだ!感激🥹🥹🥹
嗚咽しそうになって、いやそれは泣きすぎだろ自分(笑)
この言葉を聞いた時の市原くんのなんとも言えない嬉しそうな恥ずかしいそうな、そして生徒の成長に感動したような笑顔が
これまた
素晴らしかった。
いいなぁ
ちゃんと未来へ繋がっていく。
別れは旅立ちなのだ。
いろんな映画があって
心を揺さぶられるのは嬉しい。
バイオレンスものやホラーなどを
完全に否定するつもりはないけど
やっぱり観た後の気持ちが温かくなるものがいいな。
パンフレットで市原くんが言っている
「柔らかくて優しいキングオブポップ」
に本当になっています。
私の子供たちにも観るように勧めよう。
きっとまたその子供たちに観せたくなるはず(まだいないけど)(笑)
【”私は給食のために学校に来ていると言っても過言ではない。”給食を愛する先生と生徒との面白すぎる給食バトル第二弾。早く、皆で笑いながら給食を食べれる日が来ますように・・。】
- 私は市原隼人さんのファンである。武士を想起させる漢らしい風貌。そして、以前ラジオで聞いたインタビューの際の謙虚で、真摯な受け答えに感心した。
このシリーズは、そんな市原さんがコメディ俳優としての魅力を開花させた作品なのである。そして、給食の大切さもキチンと描かれている。-
🔳敢えて記載するが、原作既読である。
◆感想
・前作に引き続き、甘利田先生(市原隼人)と神野ゴウ君(佐藤大志)の給食道を極めようとする姿が、可笑しい。
- 必ずさりげなく給食室に行き、事前確認をする姿。給食のおばさんも前作同様、いとうまい子さんが演じているのも、嬉しい。-
・神野君の給食アレンジ爆発シーンや、甘利田先生が提案した、給食前に校歌を全力で歌うシーンの甘利田先生の給食を前に踊る様に歌う姿の面白さよ。
- 普段の厳格な姿とのギャップと脳内ナレーションが、可笑しすぎる。-
・先割れスプーン問題や、ヘルシー給食問題等もキチンと描かれて物語に厚みを持たせている。
- 先割れスプーンは、子供が上手く箸を使えないきっかけである等と言われていたなあ。-
・甘利田が、給食の味が変わってしまった事に対し、給食センター職員達に言いはなった言葉は胸に響く。
- 今作品が良いのは、給食を愛する甘利田先生と神野君が、力を合わせて"子供の健康の為"を唱いつつ、却って不味くなってしまった本質を見失った給食改革に抗う姿である。そして、彼らは想いを遂げ、校門で別れるのである。-
<甘利田先生と、学年主任の宗方先生との恋の行方も作品に華を添えている。ウイスキーボンボンであんなに、酔っぱらうかなあ。あー、可笑しい。
給食の大切さを、コミカル要素を絡めながら描いた今作品シリーズ。続続編を強く希望したい。>
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