劇場版 おいしい給食 卒業のレビュー・感想・評価
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アメリカンニューシネマの精神性
市原隼人さんは曰く、誰もが楽しめる極上の大衆エンターテイメント、家族で一緒に見ても楽しめる作品を目指したそうで、その通りに結実しております。
コロナ禍の今、給食の時間で机を集めて食事するというなんでもなかった時間が愛おしく思えました。
この作品は(前作もですが)アメリカンニューシネマの精神性が宿っています。ほろ苦い挫折がありますがその次の展望もあり、そこはかとない希望を持たせてくれているのがニューシネマの次のステップなのかもしれません。
ファンと映画製作者の良い関係によって、良い映画が製作される、理想的。
あと、大畑優衣がきらりと光ってます。
いろんな意味で卒業。
駄作になるかも…しかし個人的偏愛ドラマ、もう見る(出資する)しかな...
駄作になるかも…しかし個人的偏愛ドラマ、もう見る(出資する)しかない。待ちに待った封切。
まずはナポリタンで一興。ただドラマの食シーンを大袈裟にしただけなのか…しかしここからが凄かった。給食センター潜入、ウイスキーボンボン。声あげて笑った。
そしてしっかり感動。変な理屈でなく、楽しく食べることの大切さ、みんなで食べることの醍醐味。給食を食べていた頃に戻りたくなった。
集大成としてはほぼ満点の出来栄え。さてシリーズはここで完結なのか。
エンドテロップに私の名前があったはずだが、確認出来なかった。くそ〜(笑)多すぎるぞ「おいしい給食当番」(私も一員です)パンフレットも売り切れだった。もう一回見ろということか(笑笑)
心温まる大変素晴らしい作品だ
12:45の舞
テレビドラマおいしい給食season2の続編で劇場版も第2弾。給食命な神野ゴウが中学3年生となり、同じく給食命な担任甘利田幸男が給食と向き合う話。
想像力と妄想力と相変わらずの全力リアクションで給食を食し、ゾーンに入る甘利田と、それを超えてくるアレンジをみせる神野、そしてフルスイングなリアクション芸で笑いどころ満載。
甘利田ビジョンとか、誰だお前は?とか、何がみえちゃってるんだよ!w
そこに教育委員会鏑木の陰謀や、校長や宗方との給食以外のエピソードも加わって、基本おふざけに前のめりだけど、ちょっと大人な本質論を説いたり熱さがあったり。
神野の卒業でこのバトルは見納めになる訳だけど、まだまだ続きをみたくなる面白さだった。
家族団欒で見られる究極のエンターテイメント
完成試写会からもう3回みてます。
Season1.2と映画2回目ですが、お金を掛けて作るのではなく、人間関係や熱意、アイデアを持って映画を作り上げたのが伝わります。
私と同年代が設定というのもすんなり受け止められたかと思います。
甘利田先生のぶっ飛んだ、それでいて熱い教師像を是非堪能してください!
絶対オススメ‼️
ベリーショートの土村芳が良かった
1986年秋。黍名子中学3年生の担任を務める甘利田幸男は、進路指導はそこそこで、相変わらず給食の献立表ばかりを気にしていた。学年主任の宗方早苗はそんな甘利田に呆れつつ、進路指導もこなしていた。ある日、給食メニューの改革が決まり、試食会に行った甘利田はまずい給食に愕然とした。しばらくして、給食改革が実施され、給食は美味しくなくなり、残す生徒が続出してきた。今までのおいしい給食を取り戻そうと神野と甘利田は教育委員会に乗り込むが、さてどうなる、という話。
コメディだから甘利田役の市原隼人の動きが大きいのはわかるが、前作同様大袈裟過ぎて白けて観てた。神野ゴウ役の佐藤大志は今回はちょっと熱血漢ぶりが観れて良かった。
何より宗方早苗役のベリーショートの土村芳が良かった。彼女が居るだけでほんわかした雰囲気になり、出しゃばらないのに存在感有って良かった。
確かに面白い
「おいしい給食」が食べたくなる!
テレビドラマ「おいしい給食」の劇場版第2弾ですが、ドラマも前作も観ていません。しかし、小学生の甥っ子に勧められ、せがまれ、一緒に鑑賞してきました。率直に言って、メッチャおもしろかったです。
ストーリーは、給食を食べるためだけに教師になった甘利田と、彼のクラスの生徒で給食を巧みにアレンジして食べる神野ゴウが、栄養重視の給食改革を進める給食センターと教育委員会に立ち向かい、おいしい給食を全力で守るというもの。誰もの思い出にある給食をテーマにしながらも、誰も気づかなかった給食の魅力を存分に伝えていることろが、本シリーズの最大の魅力です。
とにかくこの甘利田先生がとてつもなく魅力的です。母の料理がまずかったというのが発端のようですが、彼がこよなく給食を愛する姿はもはや変態レベルです。しかし、これがなかなか微笑ましいです。配膳台の前に生徒と共にわくわくしながら並び、食べる前には嬉しくて踊り出し、おかわりジャンケンに勝って絶叫する、こんな教師にはなかなかお目にかかれません。そんな自他共に認める給食マニアの彼を、あざ笑うかのように独自のセンスで食べ方をアレンジしていく神野ゴウとの対比が、本作をさらにおもしろくしていきます。
実は自分は、今でこそ給食は大好きですが、子どもの頃は好き嫌いが多く給食が大嫌いで、登校を渋ったり、朝食を抜いたりしていました。作中でも語られるように、当時は完食主義が主流で、担任に許してもらえず、清掃中の埃たつ教室や下校後の薄暗い教室で、吐き気と闘いながら給食を口に運んだ忌まわしい記憶が鮮明に残っています。高学年になり、知恵がついてきてからは、毎日ビニール袋を持参し、嫌いな給食はこっそりとそれに入れ、帰り道に空き地に投げ捨てて我が身を守りました。あの頃、甘利田先生のような人と出会っていたら、給食も楽しい思い出として刻まれていたかもしれません。
主演は、市原隼人さんで、普段の彼らしい演技と、給食時の振り切った演技とのギャップが笑いを誘います。そこに、土村芳さん、酒井敏也さん、いとうまい子さんらを加え、佐藤大志くんら生徒役の子たちが素朴な演技で脇を固めます。
鑑賞後は、きっと誰かと給食の話をしたくなると思います。給食は、地方によって献立もマナーもルールもずいぶん異なるようですが、それを語り合うのは楽しいものです。本作は1986年の設定なので、懐かしの先割れスプーンも登場しますが、その後、犬食いや箸使いを覚えない等の問題から姿を消します。他にも、主食がパンから米飯へと切り替わったり、コスト削減のためデザートが減ったり、国際交流の観点から外国料理が登場したり、地産地消の観点から郷土料理が登場したり、アレルギー対応からいろいろな食材が姿を消したりと、その変遷をたどることは日本の歴史をたどることと同じです。そして今や、黙食が求められ、教室から会話が消えました。食事は、何を食べるかも大切ですが、誰と食べるか、どう食べるかは、もっと大切です。子どもたちの笑顔と会話のあふれる「おいしい給食」が早く教室に戻ってきてほしいものです。
給食シーンが大幅に増加
き〜びなごちゅう〜がっこ〜 ガン!
この映画は、最高のスパイス!
密かにものすご〜く楽しみにしていた本作。前作の「劇場版 おいしい給食 Final battle」は、映画館が再開して初めて見た新作映画だったこともあり、一生忘れることが出来ない思い出の作品。甘利田先生がまた劇場で見れるということで、かなり期待していた本作。面白さは保証されているから、超安心して鑑賞したが...期待を上回る面白さで驚きました。もう、だいっすき。脅威の今年ベスト4!
ドラマ版には手を出せていない私ですが、本作はもちろん、完全初心者でも大いに楽しめます。しかし、前作の劇場版は見といた方が2人の給食愛とキャラクター設定に対して理解が深まり、面白さが倍になると思います。「私は給食が好きだ」のセリフだけで鳥肌。うおお!!我らが甘利田先生が帰ってきた!!!前作と比較しながら、この「おいしい給食」という作品の素晴らしさについてレビューしていきたいと思います。
このシリーズの魅力。
それはずばり、市原隼人演じる給食しか頭にない教師・甘利田幸男である。普段は冷酷で厳しい教師なのにも関わらず、給食の時間が始まると一転、思いが溢れ出し少年のようにはしゃいでしまう。そんな彼の顔芸とリアクションと身振り素振りが、笑えて笑えて仕方がないんですよ。校歌をウッキウキで歌ったり、給食のメニューの歴史を語ったり、給食の王者・神野ゴウに嫉妬をしたり、大人気ないところを生徒に見せたり...と、本当に愛おしいキャラクターなんです。1度見たら好きになるに違いない。
「かぐや様は告らせたい」の時に平野紫耀と橋本環奈も言ってたんですけど、心の声のシーンって演技するのめちゃくちゃ難しいらしいんですよ。確かに、声に合わせて演技をしないといけないから自分のリズムでいけないし、演技の幅も限られそうで大変そう。でも、市原隼人にはお手のもの。はしゃぎ、暴れ、大騒ぎ。これ、撮影現場めちゃくちゃシュールだろうな〜と思いながら見てました笑笑 動きだけでこんなに笑いを生み出すってすごい。今年一、笑った気がするし、今年一、劇場で笑いが起こっていたと思う。ブラボー!!
前作のストーリーがめちゃくちゃ良かったから、あれを超えるのは厳しいだろうな〜と思っていたけれど、容易に超えてきました。2人の給食に対する愛がより深く感じられた映画で、給食を通して色んなことを教えてくれる映画でもありました。おいしいって素晴らしい。健康的でも不味かったら意味が無い。自分が正しいと思いながら逃れようとする大人よりも、単純で安直な子どもの方がよっぽどいい。胸に染みるセリフも多くあって、前作以上に見応えたっぷり、うまそげたっぷりでした。
ラスト20分は笑いながらもウルウルと涙が込み上げてきて、心がすごく浄化されました。お見事な伏線回収で後味スッキリ。給食のシーンがもっと見たい気はしましたが、色んな要素盛りだくさんながらに綺麗に纏まっていて文句ひとつない締め方で最高でした。強いて言うならば、もっと神野以外のキャラクターも活躍して欲しかったなと。最後のいただきますはグッときたけどね...。
もし自分が教員だったらこの作品を生徒たちに見せたいです。食のありがたみの他に、感謝・挨拶の大切さ、人の温かさ、喜びを分かち合う素晴らしさ、などなどを感じさせてくれる作品だから。毎度ストーリーを考えるのは難しいかもしれないけど、ずっと続いて欲しいシリーズのひとつです。
この映画を見たらお腹がとてつもなく空いてしまう。
空腹は最高のスパイス...ではなく、この映画は最高のスパイス!毎日のご飯が美味しくなる映画です。是非とも、お子さんがいる方は一緒に劇場へと足を運んでみてください。あ、でも、今晩のご飯に期待されてしまうかもしれませんので、ご注意を。
最高といえば、私史上、最高に面白い入場者プレゼントを頂きました。なんとそれは、ミルメーク!!!!これほど映画にあったプレゼントが未だかつてあったでしょうか!!映画見る前からテンションが謎に上がってしまった、サプライズでした。
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