「シェイクスピアは苦手だと思っていたくせに」マクベス kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
シェイクスピアは苦手だと思っていたくせに
シェイクスピアの書いた物語を映画化した作品って苦手意識があって敬遠していた。台詞回しが仰々しくて、古臭くて、わかりづらいから。映画として初めて触れたのは「ロミオ+ジユリエット」(バズ・ラーマン監督)だったと思う。ディカプリオ主演でかなり話題になったがまったく面白さがわからなかった。
本作も少し躊躇したがジョエル・コーエンが監督してるならと鑑賞してみた。
元々のマクベスの話を詳しく知らないので、映画としてどうかというのは判断できない。モノクロの映像だから光が当たる場所をうまく使っていた印象はある。その映像は美しいなとは思った。
でもやはりシェイクスピアだった。セリフがすんなりと入ってこないからどうしても難解に感じてしまう。別に驚くような展開もないし、最後まで鑑賞がつらかった。古典を古典として楽しめるならありだけど、自分には無理だった。もうシェイクスピアへの期待は捨てようと決めた。
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