「お詫びの手紙」マクベス グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
お詫びの手紙
前略
シェイクスピア様
文学にとどまらず、世界史的にも燦然たる足跡を残されておられるご高名ぶりはかねてより承知しておりました。
しかし、私の脳内の情報処理能力、記憶容量は極めて劣等でして、例えて言えば16ビットのCPU、フロッピーディスク程度といったところでございます。ですから、英語の原文どころか日本語訳ですら拝読したことがございません。
それなのに、単なる直感的な好奇心が、これは面白いに違いない、と唆すものですから、ついつい近くの劇場へ向かってしまいました。
で、映画についての感想ですが…。
さすがレトリックの神様、ともいうべきセリフの洪水を浴びてしまい、せっかくアカデミー賞俳優が熱演しているというのに、字幕を追うので精一杯でした。ついには脳内CPUの冷却機能が追いつかず、ところどころで休眠措置を施すことになりました。それでもセリフと名優たちの表情が一致した瞬間のゾクっとくる言葉の剣先は、十分に感じ取れました。
鈍感な私なので、かすり傷程度にしか受け止めることができていない恐れは否定できませんが。
ご出身地の英国をはじめ、現代世界もまだまだ新型コロナの猛威から抜け出せないでおりますが、一方で、言葉の力だけでなく、表現にかかるすべての営みの重要性も一段と増しています。
21世紀の世界についても引き続き見守ってくださることを祈念しております。
草々
最速の、あけましておめでとうございます。
最近、サブスクのAppleミュージックをApple Oneにして、Apple TVも見れるようにしたんですけど、我慢できずに今日観に行きました。
配信は、野心的な映画づくりしてますよね。
先行上映に行くとお金もったいないんですけど、今年もこんな感じで無駄遣いしそうです。
引き続きよろしくお願いします。
momo8さま
序盤で眠気を感じてしまったら、開き直って、字幕は適当に流すのもありだと思います。分からないなりにリズムと表情を追いかけるのでも楽しめると思います。