「命短し、夢見よ若者〜〜」tick, tick...BOOM! チック、チック…ブーン! 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0命短し、夢見よ若者〜〜

2022年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

夢を持ってその夢を追いかける時間の期限が迫って来る実感を
言語化したのが「チック、チック、ブ〜〜ン」!!

30歳が目前のとある音楽作家、ジョナサン・ラーソンが
恋人との危機を抱えながら、なんとか30歳までに
チャンスを掴みたいとあがく姿を
時にユーモラスに時に熱く描いたミュージカル。

ミュージカルと知らずに観に行ってなんかとても現代的〜〜〜

スタバを思わせるコーヒーショップで
老若男女全員が歌い出すシーンなど私の大好物!!

楽し〜〜!!
でも、せつな〜〜い!!

こんなに苦悩した人が成功したのは良かったけど
なんて、束の間!!!!
人生って優しくない〜〜

で、月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては

話の筋は決して難しくは無いけど、
表題の通り夢を持つことは素晴らしいけど夢をいつまで追うのか?
それは、なかなかに厳しい現実で、夢を追い続ける余裕、
金銭的にも時間的にも、また人間関係的にも上手く行かないと、
才能があってもいつまでも見果てぬ夢は追い続けられない。
才能を確実に見つけて貰えるかは、結局、運なのかな〜〜
そんな運がいつ来るかもしれない若者、厳しい話。

この映画ややこしいのは
ブロードウェイを変えた作品と言わた作品、「RENT レント」を作り
若くして亡くなったジョナサン・ラーソンの自伝物語を
これもまたブロードウエイに新風を吹き込んだと言われる
「インザハイツ」や「ハミルトン」などの原作者
リン=マニュエル・ミランダが、初監督作として作った映画なので
中途半端にブロードウェイの情報を見聞きしてる私ごときは
もう紛らわしい話〜〜

アンドリュー・ガーフィールド に対してこれまでは
1ミリもミュージカルの要素を期待していなかったので
なかなか新鮮で楽しい映画でした。

興味のある方はぜひ、ご覧あれ!

星のナターシャnova