ジャングル・ツアーズのレビュー・感想・評価
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得体の知れない無気味なジャングル
リチャードグリエコ扮する考古学者ニコラスキーリン博士らは アマゾンで消息を絶った。娘のアマンダやキーリン博士を雇った会社メンバーらが博士の行方を追って行く。
猛毒のカエルで脅され、アマゾンの守り主クルピアが目覚めたと言われ、ジャングルの心臓と言われるエメラルドを見つけたら解放されるらしい。いずれにせよ得体の知れない無気味なジャングルだ。命をかけて父親を探す家族愛だね。でも最後のオチはいただけなかったな。
でた!!アサイラムだ~!
タイトルもメジャーな「ジャングルクルーズ」に寄せてくる所はまさしくアサイラム。
しかし、アサイラム…伊達にB級撮り続けてないと思う。
内容はパクりのB級ながら、役者の容姿、カメラワーク、カットと積んできた経験がクソ映画の雰囲気を誤魔化せる域に達し始めたと感じる。
合成については製作費から高望みするのはムリがあるので、そこを流していけば一種プログラムピクチャーの役割も果たしているのではないかとすら思う。
さて、ジャングルツアーと銘打っているがマジでツアーではない。
遺跡研究してる親父を探しに来た兄妹、行方不明になった開発者たちを探しに来た同僚、明らかに胡散臭い案内人のオッサン(カネに弱い)
掘り起こした遺跡の石像クルピラの呪い?によって超常的な現象が起こり始める…
で、ちょいと褒めたのだがホントに最初だけで、次第にアサイラムクオリティが牙を剥き始める。キャラクターが不自然なほどアホになりだすのだ。
世界を巡っていたと言う案内人のオッサンなどは不自然に同一のタイミングで跳び跳ねるヤドクガエルの群れに襲われるが、「カエルに咬まれた~」とか喚き出す。毒が染み出すだけで牙もないカエルに咬まれたとかどうなん?
船のスクリューがピラニアに襲われて壊れそうだから、船の上からスクリュー取り外すとかやる?
んで喰われるとかなんなん?
知識も曖昧な感じが出始めて途中で面倒になってきたんかと思うほど。
最後まで観ても、「あ~アサイラムだったわ~」で終わる作品だった。
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