「当事者の顔は」ベネシアフレニア berkeleyさんの映画レビュー(感想・評価)
当事者の顔は
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Veneciafrenia
迷惑な観光客が、土地を荒らしては去っていく。開始から主人公の一行もステレオタイプに描かれるが、一方で殺されるほどか?とも感じさせる面がある
この映画では主犯格に「二面性」を持たせ、主張を展開している。過激派も存在は否定せず、しかし基本的には暴力に訴えず、抵抗する姿勢を見せたいのだと受け取った。
イサがこれだけ危険な目に遭いながらも、残る気なのかと婚約者に詰め寄られる時に、それが大切な家族、友人達のためである一方、この観光地に起きている事象に対して当事者になる決意をしたように感じられる。
観光地には客が当然必要であると主張し戦うタクシー運転手も、皆哀しく見える。
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