「自分が良いと思える観光地をじっくりと。」ベネシアフレニア talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
自分が良いと思える観光地をじっくりと。
「迷惑観光客に、ここまでするか?」というツッコミは無粋として、マスメディアの喧伝に踊らされて(失礼!)、いわゆる「有名観光地」に「オーバーツーリズム」と称されるように殺到するのは、評論子も、さすがにいかがなものかとは思います。
その裏側には、コスト削減のために旅行業界が交通手段の大型化(本作のような客船の大型化、航空機の輸送力強化etc)を進め、それが反面いっそう集客圧となって、また旅行業界に重くのしかかるという「負の連鎖」があることは、見逃してはいけないとしても。
経済成長の鈍化に伴って、日本では、これから労働時間が短かくなることでしょう。
余暇時間が増えるに従い、旅行に出かけることも多くなるのかも知れませんが、少なくとも評論子は、良い映画をたくさん観ることで鑑賞眼を養って、本当に自分が良いと思える観光地をじっくりと見て歩くような観光旅行を心がけたいものです。
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