ゴヤ・マーダーのレビュー・感想・評価
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粗野な婦人警部と未熟な婦人警部補のバディもの
スペイン、マドリード警察の婦人刑事、カルメンとエヴァのバディがスペインの画家ゴヤの版画を模した配置や衣装をまとわせた遺体処理の怪奇殺人事件を捜査する刑事もの。
エヴァは家庭持ちで幼児を抱える平凡な兼業主婦、それに反してカルメンはキャリア・ウーマン、終始イラついていて飲酒、喫煙三昧、乱暴な運転、おまけに上司の本部長と寝ているという粗野な女性だから相棒ではあるが嚙み合いません。本部長も警察官と言うより自分本位なお役人気質、女市長と犯罪偽装ってなんなの・・。ことほど左様に登場人物に魅力がないし、連続殺人と言っても次の犯行まで結構間延びしてるし、テンポが遅く捜査は一向に進まないから犯罪もののサスペンス感は薄いです。なんで窃盗犯はわざわざ劇場的な殺人、ゴヤの版画を模したのという謎めいたミステリー感はありますが犯人の動機が今一分かりませんでした。ややこしい犯罪ものでしたがラストでカルメンと犯人のもつれあい、顛末は意外でした。
タイトルなし(ネタバレ)
主人公だろう女性刑事にどうにも共感できない。相棒の新しい女性刑事に対して常に上から目線の物言い。小さな子供のいる相棒の家に押しかけておいて子供がうるさいだの平気で言う。自分の不始末で休暇を出されたのに、勝手に捜査をして夜中に呼び出そうとする。自分勝手な人だ。1人で犯人だろう部屋に入り、格闘の末、なんと殺されてしまった。
主人公でしょ?こんなに呆気なく殺されちゃうの?と意外な展開に驚きっ!
というか、主人公は誰なんだ?そして、ゴヤの版画と同じポーズで殺されるなど、見所があるようだけど、犯人の動機があまり印象に残るものでもなく、なんか空気の抜けた風船が萎んでいくような映画だった😮💨
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