恐怖のメロディのレビュー・感想・評価
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イーストウッドが描く女性への執着~ストーカーへの恐怖
これがイーストウッド監督&主演作。
ラジオdj演じる彼がある女性との出会いをきっかけに愛し合うが周りの女性を邪魔者扱いして周囲が不安になってゆく中、ついに人を殺す事となります。(いわゆる現代で言うメンヘラというもの)
最後のナイフで刺そう時下着寸前でのシーンがヤバかったです。
イーストウッド初監督作品
総合65点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
すっかり映画監督としての評価も確立し、もうイーストウッドといえば西部劇ともハリー・キャラハンとも言えなくなっているが、その彼の初めての監督作品はどうだろうか。
この時代にして精神異常のつきまとい行為という主題を取り入れているのは先見性がある。エブリン役の女優さん、頑張っていたのではないか。途中で演奏会を流すだけの無駄に間延びした場面もあったし結末も想像通りだが、総じて悪くないと思う。
だけど個人的にこういう思い込みが激しく人の意見を聞かず理屈の通じない異常者が嫌いで、そんな彼女が活躍するのも観ていてきつくて、その意味で映画を楽しめたとは言えないので総合点やや減点。
それにしてもイーストウッドと言えばやたらと銃を撃ちまくる役ばかり演じてきて、私生活でも銃が大好きなくせに、この作品では銃が全く撃たれることなく終わる。エブリンだっていくらでも時間があったくせに、銃を用意せずにわざわざ鋏で襲い掛かる。やはり銃撃って簡単に終わっちゃ盛り上がらないから、流石のイーストウッドも銃を持ち出せなかったか。
恐怖のリクエスト
ストーカーの恐怖。当時女性ストーカーを描くのは珍しかったのかな。甘く見ていたのか、刑事弱過ぎ!!そしてプレイボーイには相当なお灸です。
ストーキングは今でこそ対策が難しいし、精神疾患が治る前に退院して再犯に及ぶ所もリアルです。。
女性の嫉妬心、執着心、激しい思い込みなどから来る怖さを描いている点では"Single White Female", "Misery", "Disclosure"辺りを思い出しました。
自業自得な気も
あのパーソナリティー、
1回関係もってしまったなら自業自得と思ってしまった
まあ、地雷を踏んで御愁傷様というかんじ…
あまり怖くないけど、女性が口汚くなるシーンはありそうで
怖かった
ゾッとした
イーストウッドがイケメンのラジオDJでリスナーの女とセックスしたら、その女がとんでもないキチガイでストーキングされて大迷惑するという内容だった。
この映画の前に『嘘つきは結婚の始まり』という大変心温まる恋愛や結婚についての映画を見て、妻と心を通わすことの大切さや温かさを感じたところだったのだが、どっちかというとうちはこっちじゃねえかと思った。家を破壊されたり、人を切りつけたりしないし、発狂もしないのだが、似たところはとてもあるので怖かった。
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