オマージュのレビュー・感想・評価
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名作です
まず主演のイ・ジョンウンがよかったです。監督の写真を見ましたがそっくりで、役になりきっています。
本作は、映画へのオマージュというよりは、社会から抑圧された女性への鎮魂歌であり、また、現在されている女性への応援歌でもあると思います。(このポスターは、内容を的確に表していないし、この映画のおもしろさも伝わってないような。)
ジェンダー問題を扱っているといっても、ところどころユーモアが利いていて、堅苦しくなく観られました。
そしてなによりも映像がきれいです。屋根の穴から刺す光にフィルムをかざすシーンは美しかったです。
派手さはないけど名作だと思います。
「2020」の評価は…ねぇ
観客動員数20万人を夢見る主婦の映画監督が、1960年代に女性監督が撮った映画の修復の仕事に携わる話。
新劇場の封切り作品にと立ち上がった「女判事」の修復プロジェクトだったが、音声が一部途切れており、更には検閲でカットされたであろうシーンもいくつかあることがわかり…。
監督の娘や関係者と思われる人を訪ねたり、コピーを探したりという中で、主人公に変化がとあるけれど、その辺の描写はそれほど深いものは読み取れず…。
映画修復といういみではそれなりに面白かったけどね。
ヘイ・ブラザーと言わせちゃうセンスはなかなかユニークで良かったw
ところで、1960年代の台本なら、漢字が普通に使われていたのでは?と、時代背景をネタにしている映画の割りに雑な感じがした。
今週おすすめできる、きらりと光る良い作品。
今年79本目(合計731本目/今月(2023年3月度)14本目)。
※ 「SSSS.DYNAZENON」を見てから向かったのですが(時間調整)、アニメ作品にレビューの要素はないと思うので飛ばします(カウント上はしています)。
さて、こちらの作品です。
最近、「映画内で映画のことを扱う」映画が増えました。「エンドロールの続き」も「フェイブルマンズ」もそうですし、この作品もそうです。
ただ、この作品がそれらと「微妙に」異なるのは、その背景にある「当時の韓国の男女平等の考え方が不公平だった」(日本も他国のことを言える立場ではなかった…)という点もいくつか挙げることができます。むしろ、上2作であげた「映画の発明」といった部分とは明確に「論点になるテーマ」が異なります。
韓国映画といえば、恋愛映画でもアクション映画でも「結末がはっきりしている」のが特徴ですが、この映画は上記のような事情やその「思想的な部分」が明確に出ており、フランス映画らしい「結末は自分で考えてね」という部分が若干みられます(ただ、常識的な解釈しかできないので、あって2~3通りくらいでしかないはず)。
当時の韓国の映画事情、そして「現在の」韓国の映画事情、そして「映画に携わるものとしての映画に対する「愛」」といういろいろな論点が入っている映画で、今週迷ったらおすすめ…と思ったら、余り放映している映画館ないようですね…。
少なくとも、本命以上におせるという感じです(競馬新聞じゃないですが…)。
減点要素としては特に見出すことができなかったので(やや、映画内で参照されている、「当時の」韓国の歴史の知識を要求する部分もありますが、それはサブ的ストーリーであり、理解できないわけではない)、フルスコアにしています(減点なし)。
迷ったらおすすめ、といったところでしょう。
映画愛というより女性の生きづらさ
考えてみたらこれも映画がらみの映画。今年何本目なんだ!
本作は映画愛というよりは女性の生きづらさに焦点があたっている感じ。女性初の判事、女性初の映画監督が向き合わざるをえなかった過酷な現実。そして、それは現在も薄まりながらも確実に残っていることを示唆する内容だった。その姿はとても美しい。それは確かだ。
でも、全体的には静かで展開がおとなしい。いや、それはそれでありだとは思うが自分には少し合わなかった。
未成年の不良も男社会で生き残ろうとする女性も、タバコに手を出しがちだったってことなのか。では、今の社会で何かに反抗するために、もしくは自分を強く見せるために何をするのだろう。もしかしたらそんな発想さえないくらいに自由になっているか。
淡々と続いていく感じで だから何だとか求めないなら、良い作品 私が...
淡々と続いていく感じで
だから何だとか求めないなら、良い作品
私がたまに思う、
「韓国人って、たまにフランス映画作るよね?」
と感じる流れだった
ふと気づいたけれど、
最近立て続けに
映画愛をテーマにした作品が
上映されてる気がする
女性を生きる+映画を愛する
映画への愛に溢れた映画が最近立て続けに公開されているが、女性の視点から描いたものは稀有。失われた映画の修復に関わることになった女性監督の物語。女性が韓国の男子優位社会で生きる、しかも映画を作る困難。現在の状況と過去の状況はどれだけ変化したのか。一見の価値あり。
韓国版ニューシネマパラダイス
2023年3月1日
映画 #オマージュ (2021年)鑑賞
仕事と家庭の両立は現代でも働く女性に立ちはだかる大きな壁
この韓国映画は、女性監督が昔の女性監督の作品の復元に関わることにより人生を見つめ直す映画愛に溢れた韓国版ニューシネマパラダイス
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
ヒット作に恵まれず、新作を撮る目処が立たない映画監督のジワン。 彼...
ヒット作に恵まれず、新作を撮る目処が立たない映画監督のジワン。
彼女が引き受けたのは、60年代に活動した韓国初の女性監督ホン·ジェウォンが残した映画『女判事』の欠落した音を吹き込むという仕事だった。
作業を進めながらフィルムの一部が失われていることに気づいたジワンは、ホン監督の家族や関係者のもとを訪ねながら真相を探る。
過去を巡りながら見えてくる韓国社会
1960年代は女性の社会進出は難しかった時代
そんな中でも映画を愛する女性監督の姿に主人公は光を見つける
映画『女判事』は実在の韓国初女性判事となった方のお話(実際には殺され、映画の結末は違う)で当時大変ヒットしたらしい
そのフィルムが近年発見され話題をよんだそうです
妻、母、そして女性として
自分と向き合い生きていく
女性監督だからということだけではなく
映画業界の苦難も垣間見え
映画への情熱、愛が溢れている作品でした
ノスタルジックで笑えてファンタジック
少し笑えて、少しファンタジックで、少しノスタルジック。キーとなる物語は明確にあるけれど、あまりに淡々としているためなのか、色んな要素が有りすぎるためなのか、正直結局何を・・・と思ってしまいました。面白さを感じたのも少しだけだったので、個人的にはあまり・・・といった印象の作品でした。
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