劇場公開日 2021年11月19日

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「命の軽い事よ…(※注 先の大戦とは異質の軽さです)」モスル あるSWAT部隊の戦い 白長須鯨さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0命の軽い事よ…(※注 先の大戦とは異質の軽さです)

2021年11月23日
iPhoneアプリから投稿

いやはや…私自身ジャンルで言うところの戦争映画が大好きで、上映があれば観に行くんですが…

オープニングから、あれよあれよと話が進みます。このオープニングはズルいです笑 一気に世界に引き込まれます。

人種、主義、宗教、国、個人と色々絡み合い、中東は非常に複雑なんだなと思いました。(少し勉強しようかなと思います。)
ハンヴィーに乗れば、ブラックホークダウンのシーンが来るんじゃ無いかとヒヤヒヤし、路駐があればハートロッカーじゃないかとヒヤヒヤし、、、笑

結局の所、観た後は非常にリアルだったなと思う事請け合いです!!
※少しだけネタバレですが、イラン(イラク?)将校のシーンである人物が手榴弾を握る意味が後に分かります。
兵站というセリフも色んな意味があって、どっちでもOKと暗喩していて…脚本がとても良かったです。

RPGも、もしかしたら弾頭のピンを抜く表現が無かったので、隊長のカリスマ・全体を考える力の喪失を表現したのかなーと邪推します。

後、アウトポストなどの米映画では「メディーック(衛生兵ー)」があるんですが、今作(実情?)は単純に圧迫止血のみ、オプションで祈りだけです。

戦争映画が好きな方は、多少無理しても観に行くべき作品です。砂埃、砂埃、砂埃…
是非観て下さい!!

白長須鯨