「アリスとピーターが兄妹だったら…?」アリス&ピーター・パン はじまりの物語 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
アリスとピーターが兄妹だったら…?
世界中の子供に愛されて、ディズニー・アニメや実写化もされている『不思議の国のアリス』と『ピーターパン』。その主人公である、アリスとピーターが兄妹だったらという、意外なシチュエーションの、ファンタジー作品。
アリスは何故、木の祠の穴に落ち、そしてまた、元の世界に戻ったのか?
ピーターは何故、大人になることをやめて、少年のままでいる道を選んだのか?
そんな、本来の物語の始まりの始まりを、19世紀のイギリスを舞台に、描いている。
リトルトン家の優しい父と母の元で、穏やかな生活を送っていたピーターとアリスの兄妹には、優秀なデヴィットという兄がいた。しかし、デヴィットが不慮の事故で亡くなったのを切っ掛けに、父は博打に、母はアルコール・ドランカーとなって歯車が崩れていく。そんな家族を立て直そうと、ピーターとアリスは手に手を取って、ロンドンの街に冒険に出かける。そこで、不思議な窃盗グループの少年たちと出会うのだが…。
作品としては、お子様向けの内容。ファンタジーとしての美しく、不思議に映像もあまり無く、それを期待してみると、期待外れである。むしろ、少年と少女の成長と心の葛藤が描かれている。
リトルトン家の母親役には、アンジェリーナ・ジョリーが演じていたが、いつもの魅惑的な演技は影を潜め、あまりオーラは感じなかった。
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