ハウス・オブ・グッチのレビュー・感想・評価
全298件中、121~140件目を表示
華やか
出演者を楽しむ極上映画
レディー・ガガさん、さすがです!
ガが様楽しめました。目ぢから凄かった。
オシャレさの奥に潜む覇権争いや確執
グッチというオシャレでハイブランドな会社の裏では家族間で覇権争い、確執などの血みどろの争い(結果的には比喩表現ではなくなるのだが…)が非常に興味深かった。巨大になりすぎたり同族経営の企業にはよくありそうなゴタゴタだが、グッチのそれは想像のはるか上をいくゴタゴタで我々はグッチという会社のキレイな部分しか見てこなかったのかもしれない…ストーリーは面白かったがそれはグッチ家の泥沼という史実が面白いのであって、映画の脚本として観ると長い(この映画、2時間40分もあるんで気軽にレイトショーで観たりすると夜中になっちゃいますよ!(体験談))割に要所要所端折られているのに(まあ、それがリドリー・スコットらしい演出といえばそうなのだが…)グッチ家が崩壊するまでがどうにも長い…と不満がないわけではないが、レディ・ガガはじめ俳優の演技も素晴らしいし、グッチという知っている企業の知らない裏の姿を観れるストーリーは面白いし長い映画にも耐えられる膀胱をお持ちの方なら間違いなくオススメ出来る映画
時間の長さが全く気になりませんでした。
けして面白くなかったわけではありませんが、
綺麗な映画だけど、、、
グッチでガガでアル•パチーノで実話ベース。期待して見ました。邸宅、景色、ファッション、絵的には綺麗で、ストーリーも面白いはず•••なんだけど、心が締めつけられるようにはならなかったんです。もっと欲望や失望や愛憎をあからさまに感じたかった。
一番感じたのは、マウリツィオがパトリツィアと結婚してから大人になって成長したということ。見た目にも自信ありげになっていきました。
パトリツィアと結婚する時、家柄もお金も投げ捨てたはずなのに、グッチに戻った後、無駄遣いして会社から追い出されるって人生の皮肉ですよね。
原作が面白そうなので読みます。
愛と名誉と金の欲望渦巻く勝者のいない悲劇
それぞれに大切なもの、譲れないものは何だったか。愛情と憎悪が交錯し共倒れしていくグッチ家の実話を基にしてつくられた作品。
かといってセンセーショナルに描くのではなく、高級ブランドらしく品位を保ってスマートに重みを持って展開する。
クラシックやオペラから幅広い年代の音楽が効果的に使われており、欲しいところでグッと惹きつける役割を担っていた。それに合わせてシーン代わりの映像演出も工夫されていてお洒落。
存在感の強い俳優揃い。特にアル・パチーノはさすがの貫禄で「そこに生きている」という感覚だった。ジャレッド・レトの怪演も見どころ。
強いて言えば、パトリツィア(レディー・ガガ)とマウリツィオ(アダム・ドライバー)のふたりに距離ができていく過程がさらっと流れてしまい、冷めていく感情があまり伝わってこなかったのが感情移入しづらかった。
最後に至っても「I am a パトレシア GUCCI」とマウントしようとした。
日本で言えば、"あげまん"
GUCCI家の男に生まれてこなかった事がたいへん惜しまれる"肉食系存在感"を持った女性を
レディガガさんは見事に演じていた。 主演女優賞(オスカー)にふさわしい名演技だ。
南イタリア風(ラテン系)の登場人物たちの中にあっても、異質的なくらいに品の良い
英国紳士風アダム・ドライバーさんが演じるグッチは
自転車に乗っているだけで、彼の気品あふれる育ちの良さを 上手く表現していた。
それは まるで、マイケル・コルリオーネを観ているようだった。
彼はマイケルと同じように、自分の意思よりも
妻を中心とする周囲から押されるままに、CUCCIのドンになるが、
自分を押し上げてくれた恩人を忘れる事で、彼の命運は尽きる。
それでいて、育ちが良すぎて、貪欲さがない故に すぐにその座を追い落とされ、
また振り出しに戻って、自転車に乗った平凡な男に戻る。
そんな男の変わり様が映画の中で上手く表現されていた。
しかし喜怒哀楽があまりなかった役柄なので、アダムさんには助演賞(オスカー)は今回も無いだろう。
本作はアメリカ映画故に、映画言語がイタリア語でないのが残念であったが、
ゴットファーザー=アルパチーノさんが演じるGUCCI2代目は2つの別シーンにおいて日本語を話し、
日本人を「物静かで、お金持ちで とても良く買ってくれる」と褒めてもくれた。
街頭屋台で格安に偽バンブーハンドルが売られていた時への不法いな反応は たとえ劇中であったとしても、その異様な対応から、
現実会社からクレームがきてもおかしくないシナリオ構成には驚く
映画に出てくる靴や鞄の品質の良さはよく判らなかったが、
映画に登場するスーツジャケットはどれも見事なものだ。
特にレディガガさんが着るスーツはとても美しいシルエットを醸し出していた。
また劇中では次々と往年の名車・スーパーカーが登場し、挿入歌も80年代の流行歌が入る。
その中でYMOが出てきたのは 予期していなかった事もあり、たいへん嬉しかった。
現実には こんなお家騒動のお陰で、他ファッションメーカーと同じように
創業100年を待たずして、GUCCIはビトン(フランス)、リシュモン(スイス)と並ぶ
投資グループ「ケリング(フランス)」に吸収されてしまったので、
嫌味な位な"欧州気品"はもう残っていない。
本作は各俳優をうまくキャラ立てして裁いているのを観せてもらったお陰で
「ブラックホーク・ダウン (2001年)」後から今日に至るまで、裏切られ続けてた
リドリースコット監督 の復活とオスカー(監督賞)を確信したので
「最後の決闘」を見逃した事がたいへん惜しまれる。
今度配信で観たいと思った。
あっぱれ!ガガ様⭐️
生命力溢れる強烈な演技を見せたガガ様の存在感にただ、ただ圧倒され天性の卓越した才能に
魅了されるばかりでした👏
最強ブランドの世間を驚かせた大スキャンダル
グッチファミリーの崩壊を時におかしく、哀しくと、野心さえ狂気に変えるパトリツィアを中心にリドリー・スコット監督が見応えある人間ドラマに仕上げている
グッチ家の人間は1人も居ないに本作にとやかく言っているらしいところは何とも皮肉だ💦
ガガを筆頭にアダム・ドライバーにアル・パチーノとスター夢の大共演!
ジャレット・レトに関してはメイク技術と家族の足を引っ張る勘違い野郎を抜群の演技で完全に素顔を封印👏
…終映後、前に座ってた20代のカップルが
「G U C C Iなんかより私はG U!!」
わたくし、苦笑いが止まりませんでした😁
華やかで激しく哀しい
知られていそうで意外とそうでもない、なかなか強烈なグッチのお家騒動の顛末を、発端となった出会いから破滅まで順番に積み上げる、可もなく不可もないお話運び。これをスムーズと評するか凡庸と言ってしまうかは意見が分かれそう。遡ったり、捻ったり、別の描き方はなかったのか、とつい想像してしまった私は、後者です。
拍手すべきは、やっぱりキャスティング。
英語の台詞でも違和感なくイタリア風を醸し出せる面々。それぞれの個性が、強烈でどこか残念な独特のキャラクターに見事にハマっています。そんな演者たちの表現力と、時代ごとのファッションや車など象徴的なアイテムの映えるビジュアルに彩られたおかげで、フラットな展開も退屈せずに済みました。
ただし、没入するというところまではいかず。史実のインパクトを映画では超えていない印象。感情移入させず、冷静に愚かな人たちを見つめさせる仕上がりは、意図的なものかもしれませんが。
望んだのは幸せ
うーん🤔…まぁよかったのかな?
よくぞ映画化してくれました。そういえば当時、新聞のベタ記事見て怖かったのを思い出す。
結末から始まる冒頭のつかみ。よくあるパターンだけど、これから始まる3時間近い大作の王道感を見る思いがした。大写しのタイトル「(Husue of GUCCI」のロゴもさすが長年見慣れた蓄積効果で、否でも応でも期待が高まる。
、、、で、結果的にも大満足。主役(レディ・ガガ適役、アダム・ドライバーのトンボ眼鏡キュート!)よし、脇よしよし(アル・パチーノ好きだわ、ついついゴドファーザーがよぎるけど)、ロケ・美術・音楽全て手抜きなし(当たり前か)なのだ。こんなご時世だからこそ、ゴージャスな世界にワープできる映画っていいなあと素直に思う。
終わってみるとグッチ家の騒動に詳しくなっただけで、所詮雲の上の人たちの血なまぐさい現代の貴族(的人々の)没落物語。しかし、影の主役は飽きもせずブランドのロゴ(コピー品も含む)をありがたがって買い漁る20世紀のジャパンマネーの側面も。だからさ、ファッションでトム・フォード起用してイメージ転換成功しても日本人のマーケットは膨らまないわけね。一部を除いて所詮着こなせるわけないから。
打算としての結婚を全面的に否定できる人がいるのかは知りませんが、制御不能になったからって相手をあれしちゃうのはやっぱり病んでますね。残された娘さんかわいそう。どうしているのでしょう。
久々の洋画のスケール感に驚く…グッチ家は平氏のごとく滅びぬ
全298件中、121~140件目を表示