ハウス・オブ・グッチのレビュー・感想・評価
全360件中、121~140件目を表示
名作(他の人に進められる)
この映画の楽しみ方は2つある。1つ目は、GUCCI一族の滅亡の歴史。もう一つはGUCCI夫妻の愛憎劇だろう。
1つ目はかなり生生しく書かれていた。誰がGUCCIを支配するかという歴史が語られている。詳しくは映画を見てもらいたいが、ちょっと面白かったところを話そう。
この話の途中でやたらと日本語が出てくる。GUCCIが最もお得意としていたのが日本だからだ。しかし、物語の終盤それもバブル崩壊とともに無くなる。映画内では語られていないが、GUCCIの滅亡に日本が絡んでいるというのはかなり面白い。日本のバブルがもう少し長かったらまた別の話になるのかも知れないと思うと面白かった。
2つ目の、レディ・ガガが演ずるパトリツィア・レッジアーニの演技はかなり素晴らしかった。正直彼女の演技がどんな物か知らなかったので楽しみにしていたが、主演を務めるだけのことはあるなぁと感じた。
総合すると、あまり欠点の無い映画だろう。ちょっと長めの映画だが、GUCCIのドロドロを描くには必要な長さだと思うし、よく描ききったと思う。演出はゴージャスの一言に尽きるし、本当によくやったと思う。
マイナス点とすればもっと生生しく描いても良いのになぁと途中思ったからだ。まあ、映画という枠組みだからしょうがないが、もうちょっと愛憎よりも金銭的なところもフォーカスしても良かったのかなと思ったからだ。まあ、これを入れると更に長い映画になると思うが……。
スパイダーマンに続いて、人に勧められそうないい映画を見たと思った。
予告編は皮肉を込めたものかと思っていたが・・・
鑑賞後に思ったのは、配給側は単純に名だたるキャストが集結した事を強調したいが為に、「アカデミー賞◯◯」の文言を使っただけなのかな? ということ。
逆に言うと内容の空疎さを認めてしまっているように思った。
リドリー・スコットって、こういう実録モノはいまいちな感じ。全ての場面が「薄い」。
薄い内容をガガ様やアル・パチーノといった濃いキャラクターで穴埋めしようとしている感じ。否、味付けしようとしているという意味では中和と言うべきか?
無能な男にもプライド
ブランドグッチの来歴上のある事件を玉の輿になった妻を中心に描いた作品。
どこまでノンフィクションかは不明だがリアリティーがある。
内容やキャラは面白いか。
良い点
・男が優しそうにも見えるし無能そうにもみえる
悪い点
とくになし
その他点
・周りがデカいのもあるが、レディーガガが意外と小柄
レディー・ガガの変身
個性派揃いで有名な役者の共演(バトル)が面白かったです。奇抜なファッションとパフォーマンスの人くらいのイメージしか持っていなかったレディー・ガガの芝居を初めて観たんですが、やっぱりすごい才能のある人なんだと改めて思いました。(人気者が映画に出てみましたという感じではない)
魅力的な若い女性から、怖いオバサンへ段々と変身していく様が見事でした。まるで、脱皮を繰り返して成長していく某監督のエイリアンのようです。
懐かしいバブル期を思い出す
良かったです!
さすがリドリースコット。
バブル期のゴージャスな日々を思いだしました。
二人が知り合う、ディスコのシーンなんて最高!
前知識なしで観に行ったので、中盤過ぎてからようやく、叔父さん役がアルパチーノだと気づきました。
イタリア訛りの英語、が楽しかった。
レディガガ、ハマり役でした。
レディガガのなんとも言えない演技があとを引く
レディガガのスタイルの微妙な悪さ、下品さが、役柄にぴったり。
反面、アダムドライバーの洗練されたGUCCIの着こなしにうっとり。
この対比がこの映画のベース、この映画の1つのキーになっている気がした。
欲を言えば、もっと、GUCCIファッションを見たかった。ガガ以外のGUCCIの女性の着こなしが欲しいところ。
アダム・ドライバーかっこよすぎて(泣)
名門グッチ家の衰退。
ガガははまり役なんでしょうか。
イタリア訛りの英語が妙にしっくり。
アダム・ドライバー、かっこよすぎて、もうそれだけでハッピーな120分。
欲に目が眩むと怖いね。
自分もイタリアではそれなりの家なのに、さらに高みを求めた結果、全てを失うなんて。
世界的ファッションブランドに揉み手で御機嫌取りをさせた日本
コンニ~チワ~~~。
アルパチーノの日本語が聞けて良かった。
終身雇用の日本型経営が世界を席巻した時代。
日本人は何処へ行っても上客として持て成された。
が、土地の値段を下げたいという大蔵官僚の浅知恵で出された総量規制。
経済原則を無視した通達によりバブルが崩壊。
日本の資産1300兆円が吹っ飛んだ。
しかし落ちぶれたとは言え、民主党政権まではまだ良かった。
トドメを刺したのが安倍晋三である。
アベノミクスにより民主党政権で世界5位だった国民所得が、
世界22位まで急落し、韓国にも抜かれてしまった。
韓国人より貧乏になるなんて誰が想像しただろうか。
これから映画で描かれる日本を想像するだけで恐ろしい。
圧巻!レディーガガ。
面白かった。
3時間もの上映時間に、飽きるやろな〜と挑んだものの気づけば映画が終わってしまっていた。
全く長さを感じず、テンポ良く食い入るように見れた。
女性が仕事に介入して口出ししてキビキビし出すと、いつの時代も男は去っていくんだなぁと呑気に思ってしまいました。
グッチに切り込んでいくガガ様、しごできで、キレキレです。やな女だけど。
結局、ガガ様を捨てたけど、ガガ様が作り上げた功績の上で、ガガ様の計画通りに進もうとしてたしね。
都合のいい男!キー!となりそうでした。笑
話が複雑ではないけど、考えさせられたり気持ちが揺さぶられる。
そのちょっと重い展開が心地よく感じました。
そういえば、日本語や日本人が少し出てくるのですが、当時のグッチと日本の関係が垣間見れるのもよかった。平和脳の私には少しショックだったけど、日本の立ち位置ってアジアだったな〜なんて痛感させられました。当たり前だけど。
役名が覚えられず、ガガ様呼びですみません。
以上。
家じゃ無くて映画館で見て良かったです^^
家族なんてクソくらえ。
1995年に起きたGUCCI3代目当主暗殺事件に至るまでの30年間を描いた話。
最後にも示される今のGUCCIにいわゆる"グッチさん"はいないように、血縁関係にある家族関係のくだらなさ家族経営のアホらしさの映画。私も血縁関係は鎖だと思ってる人間なのでめっちゃ良かった。
今までのこじれた家族関係のせいで正しい忠告を素直に聞けなかったり、家族だからという理由で特に優秀でもない人が傍に置かれ、縁を切ったつもりでも関係はズルズル続いていくもんだからお互いの確執、問題は解決されないまま。家族(親戚含め)が会社にいるって考えただけで寒気がするわ。
劇中で「父親だから」「息子だから」と何度か言っているけれど、この言葉って全然理にかなってないのにどんな時も使えてしまう魔法の言葉なのが危険だなと。それがビジネスにおいでだったらもっと。
占い師が赤と緑両方取り入れてと言われるもレディー・ガガ演じるパトリツィアが赤の服しか着ないことを始め、劇中緑はほぼ出てこない。赤は血の色で、血縁関係の家族経営の象徴。最終的にその家族経営は追いやられることになる。GUCCIの緑と赤が入ったデザインのように、両方のバランスが大事よね。
さらに、女性が男性の家に入るという伝統的価値観に疑問を呈している作品でもあって、普通は肩身が狭いはずの玉の輿でもパトリッツィアのようなタイプの女性だったら全然でしゃばれてかき乱せる(姑がいなかったのもでかい)。これ、結婚後の女性の苦悩を描くのではなく、GUCCIの男たちにとって不利益極まりないように描くことで男性を当事者にできてるの本当に上手い。最後の最後までグッチ夫人とでしゃばる彼女を見て、それでもまだ夫婦別姓に反対出来ますか?
そして、「ショーケースを外側から眺めている」人が最終的に実権を握るのも痛快。パトリツィアに関しては悪女ではあるけど、産んだ子供が娘だったから2人とも追い出されたんだろうなと思うと可哀想。
あとは広告出身のリドリーじいちゃん、本作で本領発揮してて途中途中めちゃくちゃGUCCIのコマーシャルみたいでかっこよかったな。
期待を裏切らなかった
あっという間の2時間40分でした。
ストーリー展開も早く、飽きずに観れます。
昔のイタリアマフィア映画のような趣きもありましたが、個人的にはマフィア映画は好きなので楽しめました。(もちろんマフィア映画ではありません)
また、あー、こんな事件があったんだって初めて知りましたし、高級ブランドに関心のない私でもドキュメント映画として観るのも楽しめます。
あとは、アリーでも思ったけど、レディ・ガガの演技力も引き込まれますね。
ガッカリ
錚々たる出演者。
演技は凄かった
でも、何だろう。
面白くはなかったかなぁ。
評判はめちゃくちゃいいですよね?
演技と贅沢点って感じです。
パトリツィアにフォーカスして作るなら、
後半のストーリーもう少しあった方がいいし。
GUCCIの崩壊を描くなら、もっとGUCCIファミリーにフォーカスしていいし。
何か、有名どころ集めすぎて、
ストーリーが散ってる感じがして。
全然ストーリーの世界に入っていけなかった。
久しぶりに観てガッカリした映画でした。
「欲」のパワー
「こんなことがありました」という事実にフォーカスされていて、結婚を反対されようが子どもが生まれようが本人にはさほど関係のないことであると感じた。
表の華やかさと裏の暗い人間関係。
欲がなければ事業を大きくさせることはできなかったが、欲があることで破滅してしまった。
一族が築いたブランドは、他所の人間が入ったことで壊れてしまう。けれど、他所の人間によってより盛り上げられることとなった。
このように、どちらの面も描かれているように思いました。
予告を超えるものは‥
リドリー・スコット作品なので期待して行きました。が、、退屈はしなかったのですが、予告を超えるモノは無くキャストが異色な薄口作品に感じました。
ガガや、相変わらずアダム・ドライバーは悪くなかったけど、人物描写が薄く誰に感情移入させればいいのか分からず、ただ物語が進行する感じでした。で、別にこの物語GUCCIである必然性もなく、単に事実に基づいた話だからですかね。音楽もよくわからない使われ方で違和感モヤモヤです。ただガガとアダムはソックリですね。演技はジャレッドが1番良かったですね。
私はイマイチでしたけどトマトではオーディエンス支持率83%と結構高いですね。リドリー・スコットには次作に期待します!
GUCCIは稀少動物
マウリツィオグッチが暗殺されるまでの軌跡を描いた作品。
いまでは誰もが知ってるスーパーブランドのグッチにも3流ブランドまで落ち込んだ時期があったんですね。映画観て初めて知りました。ただちょっと長い、、
あのジョーカー役だったジャレッド・レトがあのハゲだったのを後から知ってびっくり(・・;)
ガガさま、あっぱれな適役でございました。
イタリアから身を立ててニューヨーク進出のGUCCI。
ブランドに疎い私は、事件の事など全く知らずに鑑賞。
衣装はともかく、ゴージャスな生活、お屋敷、別荘に引き込まれました。
そして80年代の懐かしい曲とオペラ曲との次から次へと差し替え。
叔父からの電話やアメリカ行きの切符を貰った時のガガさまの眼力、めぢからです。一族から離れた夫をひっぱりだすパワーが眼に並々と!
育ちの良い紳士な雰囲気のマウリッツォも◎
なんと言っても泥風呂のシーン、いよいよ怪しい占い師ピーナと悪を企て始める、、、
いやもうお風呂も心も頭の中まで、ドロドロでしょうに
いとこ役のジャレット、レト、怪しくひょうきんなおバカ役で笑ってしまった。大事な商談で、ダサイジャンパー姿と、駐車場あるある。
エンドロールで、アル、パチーノに気がついて、エェーっとのけぞりそうでした。
あのマイケルが、、、(T . T)
なんておデブなオッサンに、、、
でもバカ息子の洗い物をしてあげて、これも泣けるし、エプロンもしてたし、◎
リドリー、スコット監督、ありがとうございました♬
俳優たちの演技が素晴らしい!
リドリースコット監督作品は観るよ。
評価は低いみたいけど
アダムドライバーやレディガガの演技いいね。
ジャレトレトもいいね。ゴッドファーザーを思い出すのは、アルパチーノが出てるから?
レディガガは、ダイナマイトなボディだ。
運送会社時代がよかったかも。占い師もえらいのに
関わったね。
全360件中、121~140件目を表示