ハウス・オブ・グッチのレビュー・感想・評価
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女性の方にお勧めかな?要一般的法律知識?
今年14本目(合計287本目/今月14本目)。
2週間くらい前から予告編が放映されていたように「実話に基づく」とします。そのため、多少の脚色はあると思いますが、あることないこと書けない状況です。
また、映画内ではセリフは99%以上英語です(一部、イタリア語が出る)。
私が見にいった時には20~30代の女性が多かったかなという印象です。まぁ、いつどの時間帯に行こうが、この映画の趣旨からしてそうなるのは仕方がないと思います。一方で史実ものである以上、興味があれば男性が見ても差し支えありませんし、時間の流れの説明など丁寧なので混乱は招きません。
※ ただ、この映画、160分(2時間40分)と結構長いです。とはいえ見ればわかりますが、どこかカットできるかという部分は見当たらず、仕方なしかなという印象です。
一方で、「一流ブランドもので起きた史実のトラブル」を描く映画ではありますが、日本でいえば商法会社法の「株式譲渡や議決権を通すための主要株主(反対語として、少数株主、も出る)」や、著作権法(ご存じの通り、偽物が大きく出回ったため)の中で「偽物を作ることの翻案権や複製権」という発言を突如始めるので(登場人物の一人が弁護士であるという事情)、ちょっと高校社会では会社法や著作憲法の突っ込んだ話は習わないので、やや不親切かなぁ…と思えるところです。
おそらく「元の実話を厳密に復元すれば」大半はイタリア語になるのだろうと思いますが、本編は99%が英語です。そのため、若干英文法的に怪しい部分(分離不定詞など)はあるものの、理解に妨げなしと判断しました。
※ パンフレット等を買うかは個人の判断と思いますが、「商法会社法の話が突然始まる」「著作権の隣接権の話が突如始まる」という法律チックな内容も入っている点に注意が必要です。
ただ、それらは一部であり全体ではないので(さすが全部それやってたら、大半の人が意味不明になる…)、「割り切って見に行く」のも一つの手かなと思います。
また、上記の理由からか、英語の聞き取りは結構易しいほうなので(やや準1よりの2級程度)、英語力を維持・発展させるという(本来目的外だと思いますが)「知識を広げる映画」ともとれます。
採点にあたっては特に差し引く要素は見当たらないので、5.0としています。
レディ・ガガ、美しく強く怖かった
同族経営は絆が強い分、崩れると脆く難しい。
嫁のガガ様は美しく強くしたたかで、でも彼に未熟とか言っちゃいけない言葉を放ってしまった。。!
今のグッチ経営陣にグッチ家の人は誰もいないって、まさに「そして誰もいなくなった」状態で、空恐ろしい感じがしました。
娘は複雑な胸中だろうけど、いつか経営に参加してくれないかな。。私がグッチですけど何か?って。
とにかくレディ・ガガの美しさと、占い師に傾倒していく怖さを感じる作品でした!!
思っていたよりも、深い
どこにでもある企業の経営権争いの映画
押し並べて高評価が多いが、私はそれほどの作品とは思えなかった。邦画「華麗なる一族」のファッションブランド編と言ってさしつかえない。
富と名声に憧れる女性が御曹司を捕まえて望むものを手にいれるが、夫に愛想をつかれ別れ話となる。その御曹司も会社の金と個人の金の区別ができない経営者としてぼんくらだった。国内外を問わず、どこにでもある話でこれを2時間半超を見せさせられるのは、正直しんどかった。どこに新鮮味があるのだろうと感じた。
レディ・ガガの演技を褒める投稿が多い。が、私はそれほどとは思えない。
そう言えば、ディズニー映画も経営陣に今は誰一人ディズニー一族が入っていない。時代の流れだね。
期待し過ぎると、裏切られる映画だと言っておきたい。また、上映前にトイレに行くことをお勧めします。
GUCCIとは縁のない生活ですが、GUCCI家の歴史が垣間見れてほ...
欲か強欲か?
スタッフとキャストに惹かれて鑑賞することにしました。
映倫区分は「G」でどなたでも鑑賞することができます。
老若男女、誰にでもお勧めできます。
「GUCCI」のブランドの製品を持っている人には特にお勧めです。
「GUCCI」のブランドの製品を持って、この映画を鑑賞するのも良いです。
夫婦、カップルで鑑賞するのが良いと感じました。
背景を説明します。
グッチオ・グッチが、ホテルで皿洗いをしていたときに、王侯貴族の立ち居振る舞いを見て、
「商品の値段が高ければ高いほどそれを所有することの価値も高くなる」というブランド戦略を学び、
フィレンツェの高級革製品店「フランツィ」で修行し、1922年に旅行鞄や馬具などの革製品を
扱った専門店を開いて独立し、ブランド名にデザイナーの名前を掲げた「GUCCI」を始めましたが、
1953年に72歳で亡くなりました。
三男のアルド・グッチと五男のロドルフォ・グッチが、「GUCCI」を継承しました。
アルド・グッチはデザインセンスに優れていて、ロドルフォ・グッチは映画俳優の時の人脈を
活かして、有名女優に「GUCCI」の製品を使ってもらうというマーケィングに優れていました。
ロドルフォ・グッチは、ドイツ人の若い女優のアレクサンドラ・ウィンケルハウゼンと結婚しました。
ロドルフォ・グッチは、マウリツィオ・グッチという息子が生まれたので、俳優業を諦め、「GUCCI」
を継承しました。
アレッサンドラは、アレクサンドラのイタリア語名です。
パトリツィア・レッジャーニは、マウリツィオ・グッチとの娘に母親の名前を付けたということです。
パトリツィア・レッジャーニは、レストランの皿洗いをしている母親によって、極貧生活をしていましたが、12歳の時に、母親が輸送会社を持っていた起業家のフェルナンド・レッジャーニと出会い、
裕福な生活をできるようになりました。
1970年、イタリア ミラノで開かれていた上流階級のパーティーで、22歳のマウリツィオ・グッチと
赤いドレスを着た21歳のパトリツィア・レッジャーニは出会いました。
「GUCCI」の本社は、ミラノのコルソヴェネツィアにあります。
ストーリーは、ミラノのコルソヴェネツィアにある「GUCCI」の本社に入るところから始まります。
ストーリーは時系列で、分かりやすいです。
時代は、日本が経済成長して、バブルで浮かれていた頃です。
欲がなくては成功しませんが、強欲になれば身を滅ぼします。
それぞれの人には欲があり、欲を満たすために、他の人の欲を利用するというストーリーです。
強欲の連鎖が理解できれば、面白い映画です。
どこまでが欲で、どこからが強欲なのかが微妙なところが面白いです。
お金持ちではない庶民は、46歳で元妻に暗殺されるより、自分の人生の方が幸せと納得する
しかないストーリーです。
もっと知りたければ「ハウス・オブ・グッチ」という原作本も出版されています。
レディ・ガガがグッチ家を壊していく
パトリツィア・レッジャーニ(レディガガ)がグッチ創業者の孫のマウリツィオと出会い、結婚し、マウリツィオの伯父や従兄弟を排除し、自分の思うようにグッチを経営しようとしていたら、自分も夫のマウリツィオから離婚を突き付けられたので、殺し屋を雇って夫を殺害したという事実に基づく話。
パトリツィア・レッジャーニ役のレディー・ガガが腹黒い妻を演じててとても良かった。夫マウリツィオ・グッチ役のアダム・ドライバーはいつもイケメンという設定だか欧米人にはあんなのがイケメンなのだろうかといつも疑問に思ってしまう。
ま、伯父の息子パオロが無能だったのが悲劇の始まりなんだろうと思った。
伯父役のアル・パチーノは歳取ってもカッコよかった。
ガガとアル・パチーノの演技を楽しむ映画
非常に貴重なヴィンテージグッチの衣装や小物はグッチ全面協力!すごいな。このストーリーで笑
リドリー・スコット監督の最新作で、前作「最後の決闘裁判」から日も浅く相変わらず仕事が早いなと思いつつ観賞。
前半までの印象としては何だかリドリー・スコット先生っぽくないなと思いきや、終盤でやはりこの不気味な世界の大きな流れといいますか不条理な歯車に巻き込まれて詰んでいく人々を冷徹なカメラで捉えていくというこれぞリドリー・スコット作品!という内容になっていた。
ざっくり言うと、これはガガ演じるパトリツィアがグッチファミリーに残る4人を崩壊させるという作りになっていて、例えばロドルフォ・グッチだと、肺癌のような症状が出ていて咳込む彼の隣で平然とタバコをふかす描写、そしてパオロを騙しアルド・グッチをCEOから引き摺り下ろす描写、そしてマウリツィオの殺害へと至る。
しかし、この崩壊劇の裏にはグッチを乗っ取る大きな大きな流れがあり、(パトリツィアはドメニコ・デソーレが怪しいと気付いていたが、)、マウリツィオが気付いた時には手遅れだった。
(高級レザーグッズで創業したグッチの魂とも言える牛さんを食わされそうになるという描写がエグ過ぎる。)
"テキサスから来たトム・フォードによって復活したグッチですが、その後トム・フォードとドメニコ・デソーレは共にグッチを辞めて"トム・フォード"ブランドを立ち上げます。
"
野心家なのかただ純粋なだけなのか、賢いのか馬鹿なのか、全くわからない。このパトリツィアの人物の二面性・複雑さをそのまま演じたレディ・ガガの演技は素晴らしい。
また、アルド・グッチを演じるアル・パチーノも素晴らしかった。久々にパチーノの咆哮を聞けました笑
ストーリー事態は地味で長ったらしいので、アクターズスクールのこの二人の演技を楽しむ映画だと思います。
ジャレッド・レト演じるパオロも特殊メイクでレトだと気付きませんでしたが、あの演出だとただの頭のおかしな人になっているので、これは本人怒るんじゃないかなと思いました笑
GUCCI不在のGUCCI。
ジャレッド・レトわろた
私が男にしてやったの
グッチを愛しながらもグッチに愛されなかった残念な経営陣はこちらです
開幕早々思い知った。
そうだった。
これ、リドリー・スコット監督作品だった。
主題まで絶対長いやつだわ。
…そんな感じで今回も助走がすげえ長かったです。
たださすがは御大、最終的にはきれいに纏まりました。
高級ブランド、グッチにまつわる実話をベースにした話。
元々家族経営ブランドだったグッチについて、家族経営ならではの内紛からグッチを愛する第三者達の手により『再興』されるまで、鍵となるエピソードを拾いながら丁寧に描かれる。
主演はレディー・ガガ。
ご自身でブランド立ち上げたりする彼女にグッチの映画の顔になれとか、
「アルマーニにデザイン頼みたいんよ」
「なんて?」
という映画の中のエピソードまんまのリアクションを取ってしまいましたが。
ただ、やはり流石カリスマ。着こなし恐ろしい。絵になり過ぎる。
ただそれ故に、この映画の1/4くらいは彼女のMVなんじゃないかと思ってしまいました。サルマ・ハエックとの泥美容のシーンは果たして必要だったのか。謎です。
アダム・ドライバー。
イケメンですが周りの人が濃過ぎるので存在感薄いです。
多分、役柄的にもそんな感じです。
ガガ様の背が控えめなためか、彼の背が高すぎるせいかは知りませんが、同じカメラでガガ様とイケメンのツーショを画面に収めるのは大変そうでした。ガガ様が頭のてっぺんしか映れてないとこ割とある。
アル・パチーノ。
ゴッドファーザーです(誤)。
割とガガ様の存在感とビジュアルに大半を持ってかれているこの映画ですが、某所のキレる演技で見事に全部持っていきましたね。
なお、内容的には恐らくイタリア企業あるあるな話かと。
物作りや美的センスに長けてはいても、経営センスはからきし無し。外資に任せてる間にいつの間にか乗っ取りの危機に。
…あれ?
これってイタリアだけの話?かな???
そんな感じで、結構楽しめました。
グッチを愛しながらもグッチに愛されなかった残念な経営陣はこちらです。
これは文句ないでしょ!
ガガ様流石でございます!
キャストを見て何故レディ・ガガが?と思っていたけれど、見れば納得、目からウロコ。
ステージでのパフォーマンスもすごいけど、役者としての芝居も素晴らしい。
セクシーな魅力で虜にしてGUCCI家に入り込むは、ファッションに興味のない真面目な弁護士の夫を育て、圧倒的な存在感でGUCCI家でブイブイ言わせるわ、ガガ様にピッタリのハマり役。
上映時間が長いなーお尻が痛くなるかなーと思いつつ観にいったけど、長さを全く感じさせない!
監督がまた巨匠で、巧い!
映像も音楽も良い。
もちろんファッション的にも見どころ満載。
あと、車にもちょっと注目して観て欲しい。
GUCCI家の闇の部分をこれでもかと切り込んで見せてくれて興味深くもありました。
これからGUCCIを見る目が変わりそうだ。
リドリー・スコット監督の前作、最後の決闘裁判も長さを感じさせなかっ...
リドリー・スコット監督の前作、最後の決闘裁判も長さを感じさせなかったけど、今作も2時間半以上あるとは感じなかった。監督のうまさでしょうか。
予備知識が無かったので、30年分追いかけているとは思いませんでした。テンポが良いからでしょうね。
レディ・ガガの愛情から憎しみに変わる演技は良かったですね。アダム・ドライバーは最後の決闘裁判に続いての出演で、こちらも優しさが冷徹に変わる演技が見事ですね。
マウリツィオが殺されたのは当時、大ニュースだったのでしょうか。加害者側が全員逮捕された事実も知らなかったので最後まで楽しめました。最後のセリフも印象的でしたね。
家族、恋愛、結婚、仕事、人生色々考えさせられた
レディーガガ作品かつ
ハイブランドテーマで実話だという事で
かなり食い気味に公開初日早々に鑑賞。
私としては大満足。期待通り深かった。
自分の人生置き換えて、
こんなに情熱的に恋愛が出来るだろうか?
巨万の富を目の前にしたら誰でも強欲になってしまうのか?
殺す程に人を愛せるか?
とか色々と考えてしまいました。
誰が悪いでもどうすれば良かったとかそんな次元では無い、
人間誰しも欲を持ち合わせている事を痛感した。
綺麗事では済まされない、むしろ人間は欲だらけで、
欲に対峙できる人間性が伴わないとならないなと感じました。
人間とは
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