「家から逃げたかった息子と家に拘った妻の愛憎劇」ハウス・オブ・グッチ きのこさんの映画レビュー(感想・評価)
家から逃げたかった息子と家に拘った妻の愛憎劇
まず思ったのは『すっごい迫力』
お芝居がすごくて引き込まれました
しかも実話を元につくられたらしいお話
内容はグッチのブランドと一族の隆盛と没落
特に家から逃げ出そうとした息子と家に拘った嫁の愛憎劇を描いてる。
グッチの名前を聞いた瞬間からのパトリツィアのギラつきを見るとパパの『金目当ての女』って第一印象が正しかったように思えるけどちゃんとマウリツィオを愛していたようにも思えた。むしろ愛した夫を世界のトップブランドに押し上げるって思いが強すぎたのかも…
でもあそこまで口出されたらウンザリするマウリツィオの気持ちもわかる。
由緒正しいブランド一家じゃなくてそこそこの農家に嫁いでいたらやり手のモーレツ嫁として評価されそうな女性だと思いました
マウリツィオは泥にまみれてサッカーしたり同僚と水かけっこしたりしてた時が1番楽しそうで幸せそうだった
真面目な性格だから家から逃げ出したくても戻ったからにはもう自分がやるしけないと腹くくっちゃったのかもね
悲しいお話でした
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