「ガガ様、役者を本業にしてもいいのでは。」ハウス・オブ・グッチ 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
ガガ様、役者を本業にしてもいいのでは。
最近、映画のBGMの一曲目が、その作品のトーンを表していると感じている。
グッチの社長が殺される話ってのは知ってたので、重い展開だろうと想像して着席した途端、ディスコの楽しいリズム。やや!これは楽しそうだぞ。実際、シーンが変わる毎に、懐かしい80年代のヒット曲満載で、頭がリフレッシュされてました。それと当時のクルマ(フィアット、ポルシェ、ランボルギーニなど)がチョコチョコ出てきて懐かしかった。
ガガ様演じるパトリツィア、最初はブランドと金の為に近づいてきた怪しい女だと思っていたけど、イヤイヤ、普通に恋愛モードじゃん、彼女の行動は愛する旦那を守る為、ダメな奴らを追い出すデキル奴ってだけじゃね。って彼女の味方になって中盤まで。
でも、後半になってちょっとやり過ぎかなってモヤモヤしてきた頃、ファミリーを護ろうとする旦那と対立する事に。あぁ、やっぱりファミリーより金の方が大切な女だったのね。で、捨てられた腹いせに殺人依頼。なんで殺す必要があったのだろう。
アダム・ドライバーが普通の人やってるのが新鮮だった。やっぱ、ちゃんとしてるね彼。
それにしてもガガ様の目ヂカラ半端ないです。役者としてもっと色々観てみたくなった。
ちょっと長いけど、リドリー・スコット監督の凄さを感じられ、大大満足でした。
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