「レディ・ガガ…なかなかのもの」ハウス・オブ・グッチ shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
レディ・ガガ…なかなかのもの
貴族的なグッチ一族に対する労働者階級の下卑た雰囲気を見事に出したレディ・ガガが見事だった。リドリー・スコットの演出も去ることながら、それに応えた彼女の演技力もなかなかのもの。アダム・ドライバーは今一番イケイケのノリノリの演技で言うことはない。アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンはさすがである。ジャレッド・レトの怪演は今作の見ものでもある。面白い作品だった。巨大なグッチ一族が消え去る内容には恐ろしいものがある。苦労して作り上げたブランドも、現代では投資家にいとも簡単に乗っ取られてしまう。禿鷹のような連中が虎視眈々とその時を狙っているのである。まさに奴らは地球をも金で買い取ろうとしているのだ。
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