「リドリー・スコット監督が描くGUCCI一族の栄枯盛衰。ラストの一文...」ハウス・オブ・グッチ しろぶたさんの映画レビュー(感想・評価)
リドリー・スコット監督が描くGUCCI一族の栄枯盛衰。ラストの一文...
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リドリー・スコット監督が描くGUCCI一族の栄枯盛衰。ラストの一文でハッとさせられる、家族という運命、呪いに身の毛がよだってしまった。
レディー・ガガ(ここでは唯一GUCCI家ではない他人のポジション)が一番GUCCIについて熱くなってしまうのも皮肉が効いていた。しかしパトリツィアが悪女であるとは決して思えなかった。自分たちもハイブランドの服やバッグ、車を欲してそれをある種のステータスにしている。この映画のパトリツィアを嫌悪し、嫌うことは前述した価値観自体を否定する行為であり、それは少なからず自分の中にある価値観である。
この映画は、美術や服飾、演出等も素晴らしい出来ではあるが、表面上の面白さ以上に感じ取ってしまうものがある作品だった。
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