「あまりにもドラマチックなグッチ家の光と闇にボー然!」ハウス・オブ・グッチ ぴーちぱいさんの映画レビュー(感想・評価)
あまりにもドラマチックなグッチ家の光と闇にボー然!
パトリツィアをどういう女性ととらえるべきだろう
たまたま恋に落ちたのが、グッチ家の後継者で
彼を生涯全力で愛し、彼が生きるべき環境を彼のために守りたかったピュアなひと?
はたまた、実家の商売を見て育ち、ぼんぼん育ちのマウリツィオより、よほど経営やビジネスセンスがあったのに、その才能を潰され、グッチの経営者になれなかった不遇のひと?
それとも、グッチ王国の女王として、富と権力を手に入れたかっただけの強欲な女?
レディ・ガガの演技が、パトリツィアをこんなふうに多面的に見せていき、引き込まれる。
また
ガガ出演作品ならではか、映画全体に散りばめられた音楽が素晴らしかった。
オペラ、カンツォーネ、ロックからオリジナル音楽まで、バランスとタイミングが絶妙に流れ、作品を彩っていた
最後にパトリツィアなりのやり方で、すべてを一瞬だけ手に入れた彼女が悲しかったなぁ
うーん
デパートでグッチ商品をしみじーみ眺めてしまいそう(買えないけどね)
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