「GUCCI帝国の崩壊と愛憎」ハウス・オブ・グッチ あささんの映画レビュー(感想・評価)
GUCCI帝国の崩壊と愛憎
誰もが知るイタリアのメゾンブランドGUCCIにこのような物語があったとは、、、
純粋に恋に落ちて夫婦になるも、家族経営の難しさに直面し、次第に夫婦との関係にも亀裂が入る。長年にわたって良好な夫婦関係を維持することの難しさ、事業を何代にもわたって続けていくことの困難さが描かれていると同時に、全てにおいて“物事”には終わりがあることを思い知らされる。
人々の憎悪や手酷い裏切りなどが手加減なく描かれていて、残酷でありながらも秀逸なストーリーにグッと引き込まれた。
安定のアダムドライバーに、レディーガガの華やかさ(演技も素晴らしかった)が組み合わされて素晴らしい主役の二人。出会いから恋人になり新婚時代を経て関係が壊れるまでの二人の表情の移り変わりが巧みに表現されていた。
アルパチーノが日本語を話すシーン、日本人客の登場など日本へのオマージュも感じられるとどうじに日本人が上客だったことがわかる。
劇中に何度か流れるオペラによって重厚感を際立たせ、インテリアなども素敵だった。GUCCIの物語だけあって、ファッションは煌びやかで美しく見ているだけで楽しくなります。ファッション好きも楽しめそう。
ファッション好き、事業や家族経営をされている方、どこかの御曹司などは特に楽しめるのでは?
こんにちは。
ファッションは好きですが、どこかの御曹司ではないNOBUです。
今作は、凄く期待していて(予告編の”ハート・オブ・グラス”を何度も聞き、豪華出演者を知れば、当然です。)、面白かったですね。
レディー・ガガさんは、「アリー/スタア誕生」以来でしたが、凄い人だなあとも思いました。奥さんになってからの、あの貫禄はナカナカ凄いです・・。怖いです・・。私も気を付けないと・・。では。