「いわゆる外国アニメ枠祭りで見た作品。結構よいかなというところ。」シチリアを征服したクマ王国の物語 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
いわゆる外国アニメ枠祭りで見た作品。結構よいかなというところ。
今年275本目(合計925本目/今月(2023年8月度)14本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
イタリア、フランス系のアニメを集めた「アニメ祭り」の中で見に行きました。実はこの作品、見逃してしまったのですよね…。そして映画館によっては「何回見ても日ごとの料金しかない」(1本でも3本でも同じ)というところもあるんですね…。こういった事情なので吹き替え版か字幕版かという選択権がなく、吹き替え版でした。
内容としてはどうなんだろう…。クマにせよ、動物と人間の共存というのが一つのテーマにあり、それが全体に流れているような気がします(ほかにもストーリーはありますが、この点をメインにしたかったのだろうと思われます)。
特筆すべきは映画のアニメとしての色使いの素敵さで、「マイエレメント」や「フランスの3つの物語」(名前忘れた…。トルコの揚げパンがどうだのというミニストーリーが3つでるお話)等に通じるところがあります。逆にいえば日本の一般的なアニメの色使いとは明らかに異なるので好き嫌いは分かれるところはありましょうが、それはもうこれだけ時期が立っていれば色々なサイトで評価もあれば、今でも予告編等見ることができるので、事前にこういった点は確認できるのは良かったです。
惜しむべきはパンフ等が何もなかった点ですが、これも正規の公開日からだいぶ遅れていて、そもそも「フランス・イタリア等のアニメ祭り」の一環で復刻上映されたにすぎず、それらの各作品にまた公式パンフだの何だのということを求めるほうが(大手の映画館ならともかくも、ミニシアターには)無理なので、そこは減点なしにしています。
今ではどうもVOD落ちしているようですが、映画館で見ても十分楽しめる作品だろうといったところです。