「互いに戦いたくない…」スヘルデの戦い ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
互いに戦いたくない…
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ドイツに占領されているオランダのスヘルデ地区。戦況は連合国側が優勢だが、要衝を抑えているドイツ軍は中々撤退しなかった。それぞれの登場人物が複数のパートで進行していくダンケルクのような作りで、最初は理解するのに戸惑った。戦闘シーンはかなりリアルに描いている。スヘルデ解放を描くが、ドイツ軍の中にも命令に仕方なく従う兵士を描き、キーパーを見て尚更思うが、ドイツ軍というとナチスの影響で圧倒的に悪のイメージで描いているものが多いのだが、有無を言わさず命令に従わざるを選なかった者たちが多くいるということ。戦争は多くの犠牲者の生命と引き換えに一部の権力者のみが利を得ている虚しい現実しかない。今のウクライナも正にそう思う。
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