サムワン・インサイドのレビュー・感想・評価
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秘密を暴かれ、自分の顔に殺される。
スラッシャーの定番って事で見た本作ですが・・・
可もなく不可もなく、ホンっと定番の一本でした。
殺す本人の顔マスクを付けて襲うってのは、なかなか面白いと思った。それに、最初の被害者もイジメの現場を公表されるとともに殺害されるということで、必殺シリーズみたいな展開も期待したんだけど・・・
ところが、次の被害者は匿名での過激な配信、3人目の被害者は精神薬剤の常用と、秘密を暴露されて殺されるだけ。大した秘密でもないのにってところから、スッカリ気分が落ちてしまった。
犯人を匂わす人物も登場して、ホンっとありがちな展開以外の何物でもない。この時点で、もしかしたらこいつが真犯人?ってのも、なんか予想できた。
殺害シーンも、顔マスクは意外性があったけど、それ以外はありふれた状況。ただナイフで刺すだけなんで、それ程のグロさもない。
昔だったら、この手のB級作品には、女性の体のサービスカットがつきものだったんだけど、今じゃ無理なんだよな。
コレが今っぽい殺人鬼なのかなぁ…。
自分の顔のマスクを被った人物に襲われ殺されるという事件が発生。
殺された生徒の“裏の顔(秘密)”と言うべき動画が拡散され、現在や過去の秘密によって命を奪われることに気付いたが…。
んー、まぁ金持ちって 調子に乗ったバカが多いイメージだけど、普通に暮らしてる友達に対して ここまで妬み根性丸出しにするかな?って所な。
友達のことをわざわざ調べ上げて 殺さなくても、どうにでもなりそうなのが金持ちだと思うんだけど。
威圧的な親父に頭が上がらず殺意が湧いたなら、親父だけ殺しとけば良いのに。
友達でも平気で殺していくとか、ただのヤベーヤツじゃん(笑)。
「ソシオパス」「ソシオパス」って言葉が頻繁に出てくる割に、妬みから来てる的な犯行もどうなのかなと…。
マスク作るの大変なんだぜ!なんてセリフもまぁ可笑しいけど。
定番なホラー
13金やスクリームやフィアストリートのシリーズあるいはハッピーデスデイやザスイッチ──(アメグラやジョンヒューズ的)学園とシリアルキラーの組み合わせは定石。でもつくられる。わりと見たくなる。ふしぎに惹かれる組み合わせ──だと思う。
Mark DuplassのPOVクリープ(1と2)を監督したPatrick Briceのネットフリックス映画。imdbは伸びてなかった。が、個人的には感心した。とりわけ導入はとても掴んでくる。
ほかの学園ものと同様にじんぶつ描写にダイバーシティ(人種・LGBTqの多様)があり、bullyとbulliedがいる。得物は刀剣で、殺傷は容赦ない。それぞれの負い目(秘密)につけ込んでくる殺人鬼。どれを挙げても定石だが、ぎゃくに言えば、定石をもちいて見応えがある。
同一性難ある子がいい感じ。クレジットにJesse LaTouretteとあった。ボーイッシュという陳套な形容があるが、それが男でも女でも中性でも、ボーイッシュな人ってよくないですか。Victoria Ruesga、Piper Collins、Sammy Copley、Jesse LaTourette。
ハーフリムのウェリントンをかけているのもいい。日本だとメガネ似合っているわけでもないひとがブランディングで眼鏡女子を標榜することあるけれど、あっちの人らってレベちでメガネ似合うのな。
スラッシャーにアメグラのコンビネーション、ネットフリックスで資本提供されて、おさまるところへおさまってしまうのがなによりすごい。映画のできは及第──にしても、お決まりの題材を渡されて、96分間いやみなく楽しめる──とうてい日本映画にはむりな芸当だよね。
映画感想で「なにも残らない」って使われることがある。たぶん下げに使われるのだろうけれど「なにも残らない」って、ほめことばだと思いませんか。重いものを見る気分じゃない晩に、むしろ積極的に「なにも残らない」映画を探して見る。で、そんな晩のほうがずっと多いわけで。
後味悪し
現代版スクリーム
トウモロコシ畑で迷ったか?
『スクリーム』ミーツ『13の理由』『プリティ・リトル・ライアーズ』的ティーンホラー
……かなんて思って見ていたら犯人の犯行動機が浅すぎて腹立った。複数のテーマや価値ある題材を扱いながら、蓋を開けてみたらものすごく浅かった感。原作ではどうか知らないけど、少なくとも本作を見る限り、そうした部分を上手く捌き切れていない印象があった。
《秘密》誰もが秘密を持っている。田舎ティーンで起こる被害者の顔のマスクを着けた連続殺人事件。みんなマスクを着けている偽善者か?そんな大それたものだろうか(もちろん主人公の過去はヘビーですが)?マーク・デュプラス大暴れのインディーホラーコメディ『クリープ』シリーズのパトリック・プライス監督作品。ホラー映画新時代の旗手から鬼才も通り越して今やすっかり若き名匠ジェームズ・ワンのアトミック・モンスター (『死霊館』)と、『フリー・ガイ』も最高すぎたショーン・レヴィの21ラップス (『ストレンジャー・シングス』) 共同製作。…とのことで面子はこういう作品を作る上で固い。
怪談話といったら夏、ホラー映画といったらハロウィンシーズンもあるし秋?本作だけでなく『死霊館』もあり、その幕開け。今秋で言えば『キャンディマン』『ハロウィンKILLS』『マリグナント』。
SANDFORD
CORN MAZE
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