「絵と声が魅力の不思議系パニックアクション」雨を告げる漂流団地 Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
絵と声が魅力の不思議系パニックアクション
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ナツメとコウスケのツートップで乗り切る不思議系パニックアクション。
ナツメとコウスケも含む小学生たち+αが、喧嘩したり助け合ったりしながら絆を深めていくストーリーで、ちょっぴり怖いシーンもある。
のっぽくんや観覧車にいた女性の謎については想像するしかない。
建造物の心が人の姿になって小学生たちを助けたのだと思う。
終盤、コウスケがナツメに本当の氣持ちを打ち明けたときに感動して泣けた。
小学生たちそれぞれに感情移入出来たし、のっぽくんがナツメの笑顔を見たいという氣持ちにも共感できた。
小さい人たちならではの未熟さが初々しくて微笑ましい。
大人たち(ナツメの母親や安ジイ)の氣持ちも丁寧に描写されていた。
ラスボス的な存在や不正を行う悪い奴は登場しないので、違法性阻却事由でいうところの正当防衛ではなく緊急避難の物語であったといえる。というか、結局被害は無かった…。
漂流の原因は不明のままで、これもまた想像するしかない。
ラスト、ナツメの母親が迎えに来るシーンがあるが、敢えてそこに合わせて戻ってきたのか偶然なのか、いずれにしても不思議な力が働いているようだ。
ジュリが大ケガしたり、のっぽくんやナツメが負傷するが、皆帰れて良かった。
大きめの画面で視聴したら迫力がある。以前見てるはずなのに、忘れているだけなのか知らないシーンが多かった。
最近、幽霊のようなお化けのようなキャラクターが登場する作品にも慣れてきたし、『ペンギン・ハイウェイ』を視聴後だったで、変な世界観を受け入れやすくなっていた。
没入してガッツリ楽しめた。
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