「終盤が少々クドすぎ、キャラの多さが足を引っ張っている」雨を告げる漂流団地 Ko Fuさんの映画レビュー(感想・評価)
終盤が少々クドすぎ、キャラの多さが足を引っ張っている
全体の内容は悪くありません。映像も綺麗でペンギン・ハイウェイや猫と同じく丁寧な画作りだと思います。子供が主役ですが子供向けではなく、寧ろ喪失や想い出の場所を失った経験のあるだろう大人に向けた作品です。
概ねは満足でしたが、終盤がクドくて中だるみしており、もう少しスッキリとまとめられたのではないかと思います。
キャラが多いのも難点で、いいキャラが揃っているのですがほぼ掘り下げがなくてホントにただの巻き込まれでしかなく、いる意味がシナリオの都合でしかなかったのが残念です。全員に漂流した理由付けがされていればよかったのですが、尺的に無理ですね。
丁寧な作りだがシナリオの詰めが甘い作品でした。
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