「前半と後半のテイストが違うので注意」ナイトメア・アリー yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
前半と後半のテイストが違うので注意
今年85本目(合計358本目/今月(2022年3月度)27本目)。
コロナ問題は日本では一応全面解除されましたが、それでも長い映画です。
序盤はある移動(?)サーカス団(というか、倫理的にどうか…と思える、後述)、後半はうってかわって全然違う話になります。
これも結構びっくりしたのですが、元小説があるようで、それがある以上、あることないこと書けないので仕方がないのかな…という状況です。
やはり他の方が書かれている通り、前半後半でテイストが大きく違うので、そこをどう取るか、だと思います。一貫性がないと思う人もいるでしょうし、映画代1枚で2つのテイストを観ることができたと思う方もいらっしゃるからです。
なお趣旨的に誰が犯人だの、どういうトリックがどうこうだのということを書き始めると一気にネタバレであり、そこはカットします。
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(減点0.2)
元小説があるのは確かだし、過剰な「言葉狩り」は私も賛同はできませんが、「見世物小屋」といった表現、さらに「小児麻痺」「低身長症」といった語まで出るのは、うーんどうなのか…とは思えます(日本では人権意識の高まりもあって、およそ観ることはありません)。
かつ、これについて説明も注意書きもないので…。
(減点0.1)
途中でタロット占いが話題になりますが、いわゆる「ハングマン」(吊られ人)に書いてあるタロットには le perdu と書いてあります。しかも字幕なしの状況。
ここはフランス語で perdre (~を失う/敗れる)という動詞の過去分詞で、定冠詞(le/la)とあわせて「敗者」を意味する語です。
ここも字幕がないのでわかりにくいかな…とは思います(仏検3級くらいあればわかりますが、英語では推測はできません。語源が違うから)。
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