「超豪華な見世物小屋映画ですが、」ナイトメア・アリー ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
超豪華な見世物小屋映画ですが、
凄い豪華なキャストだ。テーマは見世物小屋裏町人生、みたいなのだけど。日本でもこういうテーマのコミック、小説いくつかあるな。やっぱりデルトロと日本カルチャーは通じるところはあるのかも。
個人的にはあまり乗れなかった。見世物小屋にあまり禍々しさがなかったんだよな。装置も人も。この辺うまい映画は邦画でも過去にもたくさんあるし。そして早々にたぶんラストはこうなると思える通りのラストになった。でもこういうラストのアメリカ映画はあまりない。原作がそうだからだろうか。悪夢小路、いいタイトルだ。
前半からの人のさばきかたがあまりうまくない。逃げ込んできた罪人と悪夢古路の住人との連結があまり印象強く繋がらない。なんとなく接点となる何かがカットされてるくらいに。大好きなルーニーマーラもそんなによくなかった。1時間であそこを飛び出させなきゃいけないので端折ったのだろう。それは失敗な気がする。
結局、ルーニーマーラとケイトブランシェットとのドラマが勝負どころだったと思うし。
それにしてもキャストが豪華だった。メアリースティンバージェンまで!だった。
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