「雨粒、ぽたぽとり」雨とあなたの物語 のらりさんの映画レビュー(感想・評価)
雨粒、ぽたぽとり
ストーリーに韓流ドラマの王道を行く要素もあり、でも今どきの韓流エンターテイメントとは少し距離をとった、朴訥な作品。
大物俳優のカン・ハヌルがあえてこの作品を選んだのも分かる気がした。
「ただ、ささいな、待つことについての物語」
ほんとうにその通り。その「ささいな物語」を叙情豊かに、人の涙腺を刺激する作品に仕上げるのはさすが韓国映画。
雨降る音のいろいろな表現が出てきて、そのひとつの日本語訳が「ぽたぽとり」。韓国語の発音をもう一度、聴いてみたいな。
最後に起きる「奇跡」が想像がつく、その一歩手前で終わるシーンがしみじみ良い。
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