劇場公開日 2022年3月18日

「なんとなく私の“期待”と噛み合わなかった作品。でもヒロインの可愛さは絶品♡ して、私ならこう撮ると思った作品。」KAPPEI カッペイ 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5なんとなく私の“期待”と噛み合わなかった作品。でもヒロインの可愛さは絶品♡ して、私ならこう撮ると思った作品。

2022年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

うーん…『ブレイブ群青戦記』の時にも思ったことなのですが、撮りようによってはもっと面白くできたのではないかと思ってしまいました。
『ブレイブ』同様に原作を読んでいないもので、また的外れなレビューになってしまうと思います。
終末戦士のシュールなギャグ物かと思っていたのですが、まさかのラブコメ極振り展開だったのですね。
そこが、まず私には噛み合いませんでした。

決してつまらない作品だったわけではないです。
上白石萌歌さん演ずるハルの可愛さは桜花満開でした。ここだけで☆1点加点。
映画のヒロインってめっちゃ重要なポイントじゃないですか!
決して不純な動機の加点ではありませんよね?よねっ?(汗)
そこそこ、クスっとくるカットはいくつかあったのですが、同じく(?)不条理戦闘系ギャグ物の『地獄の花園』の時のようにマスクの奥で声を堪えるほどには笑えませんでした。
閉ざされた島で、幼少の頃より技を鍛え上げることにのみ人生を費やしてきた割には、あっさりと俗世に馴染みすぎ。
そのあたりの俗世ならではでのギャップで笑いを取ってほしかったです。
えーっと…他には何が噛み合わなかったんだろ?
各キャラの設定もそこそこ立っていたし。特に大貫さん演ずる守のキャラは好みだったし。
あっ!そうだ!観ている間、ず~っといつ世紀末っぽい展開になるのかな?
そればかりを思って観ていました!←勝手な勘違いも甚だしい!(笑)
ラスト5分の展開をもっと早く持ってきてほしかったです!30分は見せてほしかったです!
原作はかなり以前に完結していたのですね。
あのラストも描かれていたのかな?

原作を大きく改変してしまうのは、ともすると…じゃなくて!必ず批判の対象になると思うのですが、この映画に限っては換骨奪胎で、また違う展開を描いてほしいと思ったです。
私が企画・脚本・監督なら原作者に土下座して、そう撮ったでしょうね!←何様?
落下する隕石を、無謀にも生身の体の秘奥義で、カ〇ハメハみたいに吹き飛ばしてくれる終末戦士たちの活躍を撮りたかったです!
ですが奮闘虚しく、砕かれた隕石の破片の落下によって荒廃してしまった世紀末の舞台を見せたかったです!
そこで闘い抜く終末戦士たちの、やっと「やることを見つけた」シュールなお笑いを存分に!
そこへ絡むヒロイン他キャラのギャグ演出を挟んで!
眼鏡の子の出番も、もっと増やして♡
フライヤーの煽り文句の「キエェェェェイ!」は。ケンシロウの「あーたたたたたた!」の如く終末戦士のお決まり文句に持って行ってやる!
そういう作品を期待して観に行ったです。はい。

私の期待が何かおかしなベクトルを向いていたのかなぁ。きっとそうだ…
この作品、決してハズレではなかったのですが、期待値を高めて観に行っただけに、ちょっと残念な評価になってしまいました。
あの最低クソ映画こと、なんとかのあとしまつをするだとかしないだとか…(^_^; ←(まだ許していませんよ!)アレ比べたら、かなり面白かった方かなぁ(苦笑)
なのでかろうじてこの採点です。
アレ観てしまったら、たいていの映画の評価はかなり甘くなりますよね?よねっ?(笑)
これからは、原作ありきの作品は、ある程度中身を知った上で観に行くのがよいのかなぁ。

思えば昨年は当たり映画が多すぎたんだよ!しょっぱなの『新感染半島・ファイナルステージ』からの『花束みたいな恋をした』からの『シン・エヴァ』からの『地獄の花園』からの『孤狼の血LEVEL2』からの『ザ・ファブル殺さない殺し屋』からの『MANKAI MOVIE A3!~SPRING&SUMMER~』←これ入ってるんや(笑) みたいな!複数回観に行ったような!
そういうのもっとプリーズ!
前述の『ブレイブ群青戦記』とか『CUBE一度入ったら、最後』とか『アイスロード』みたいな期待の割にはハズレ作品はあったけれど…(^_^;
今年はあと、どれだけ期待できる映画があるかなぁ。
今のところ確定なのは、まず5月の『シン・ウルトラマン』(これは外せないですね!きちんとあとしまつしてくれますよね!まだゆry…)
あとは『ガンダム ククルス・ドアンの島』と『はい、泳げません』と、まだ待たせる気か!の『峠 最後のサムライ』かなぁ。
映画はあまり“自分勝手な”期待値高めずに、そこそこ気楽に観に行くのがよいのかなぁ。
映画の観方がよくわからなくなってきたよ!

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野球十兵衛、