おじドル,ヤクザのレビュー・感想・評価
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とにかく泣いた。切ない、やるせない、そして喜びの涙。
ヤクザとして生きてきた男の覚悟とか哀しさとか、その底に秘めた愛が本当に本当に美しくカッコいいです。
周りに流されてしまう人間の弱さ、周りに流されない人間の強さ、それぞれの在り方が様々な角度から描かれていて惹き込まれました。
特に、あずぽんというキャラクターが本当にすごい。
役としてのハマり方、振り切り方に、最初びっくりして、もう序盤であずぽんの虜になっている自分がいました。
登場人物それぞれの、人生に於ける心の支えが
優しいカレーだったり(そこに乗る唐揚げだったり)、タバコだったり、酒だったり、アイドルだったり、ステージだったり、、
それぞれに描かれています。そこに投影させるものが、誰しもきっとあると思います。
あまり映画を多く見ている方ではありませんが、
すごい作品を観てしまった
という感覚が抜けません。
個人的感想ですが、40歳になってこの作品を観れてよかったと感じました。経験値の少ないときの自分では、この作品の本質的な部分を感じられなかったかもしれません。
そして、いまこの作品に出会ったことで、いろんなことを肯定してもらったような気持ちになりました。
本当に本当に、たくさんの方に観ていただきたい、というか、体験していただきたいと思いました。
心が豊かな気持ちで満たされます。
あずぽん頑張れ!応援したくなる映画
『おじドルヤクザ』鑑賞
予告編からは期待していたのだが、、
予告より面白い。キャラ達が凄い。
どよんだ毎日の暮らしが少し明るくなる気がする。
なぜかおじさんアイドルが、途中で可愛く見えて来る。
竜雷太さと、金田、あずぽんのカレーのシーンは素直に感動。
今年1番の映画。
ストレートな作品だけど、普通に面白かった。
コロナ収まったら又友達と行きたい。
あずぽんがんばれ!
前科者のアンサー的作品
タイトルから滲み出る圧が凄い、なおおじ(さんアイ)ドルは眼鏡でヤクザは細い方なので別に兼業ではない
最初はきめぇだったのが途中からおじドルかわいいに進化するある意味洗n、価値観の変化を余儀なくされる作品
割と前科者のアンサー的作品だと思った
からあげカレーはデブのもと
時代に取り残された潔癖症のヤクザと昔少し流行ったことのある地下アイドルのおじさんの交流の話。
任侠みたいなことではないけれど、無口だし上手く立ち回れず借金の取り立てをさせられているヤクザが、債務者のおじさんアイドルの借金を取り立てることになり絡んで行くストーリー。
アイドルあずぽんの取り立てをするうちに、あずぽんに纏わり付くヤンキーから護ってあげちゃったり、あずぽんが金を貸しているという知人から取り立てを行ったりとお人好しを発揮しちゃう金田が、ヤクザだし暴力を振るうのに何とも微笑ましい。
超ポジティブ思考なあずぽんとか、その説教はそのまま息子に言えやと突っ込みたくなるあずぽんの義父とか、金田より余程ヤバいヤツの様な…w
笑いがついてまわる様な感じではないものの、コミカルなノリの中、時にシリアスな描写を織り込んでみせる、ちょっと悲しく優しいドラマがなかなか面白かった。
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