君を愛したひとりの僕へのレビュー・感想・評価
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こっちを後に観た場合
こっちの作品を後から観たのだけど、多分こっちを先に観た方が感動が増えそう。こっちを後に観た場合、「あのシーンの真相とは!」的な種明かしの話として本作を観ることになる。それはそれで鑑賞体験としてアリだけども、感動するために観るというより、ピースの穴埋め作業のために観るような感じになる。その場合でも、もう一本を鑑賞して疑問に思った部分が氷解していくカタルシスはある。
世界を移動するしくみや、地縛霊のように交差点から動けなくなった少女の理由など、いろいろ明かされるが、物語はその少女を救おうと何十年も頑張る主人公が悲壮な決意を固めるまでが描かれるので、結構しんどい話といえばしんどい。そのしんどさがもう一本で報われるというのが醍醐味なので、やっぱりこっちを先に観た方がいいかも。こっちは和音が報われない感じなのもしんどい。
両作品ともタイトルに使われている単語のイメージ通りだなと思った。こっちは「ひとりの」とタイトルにあるので、たった1人だけを見つめて主人公が行動する感じ。もう一本には「すべての」とあるので、「あらゆる可能性に開かれている」感じが出ていて、解放感が高い。
美しく切ない
すごく切ない恋愛の話
こちらを先に見ました
純粋で本物の気持ちを描きたいことが伝わる
純粋な心 幼い子と同じ純粋さ 愛 無償の愛 この作品は、それを大好きな犬の死やじいちゃんの死 そして、両親の離婚という子供が耐え難いことと対比させながら物語を紡いでいる。
その最重要なのが、主人公暦の愛したしおりが、彼の行いによって事故死したという絶対受け入れられない出来事だ。
これをモチーフするのが虚質科学研究所という架空の科学。これを一応科学にすることで物語を理論立てることになる。
純粋な愛は、だれもが共感できる。そこに自責の念が加わることでどうしようもない執着が生まれ、その執着に変化したものに取りつかれるように研究に没頭する主人公の物語を描いている。
記憶のないスケジュール。妻に促されて出かける。そこでしおりのユーレイと再会するのは、当時のままの主人公だった。彼は彼女にプロポーズして、ユーレイは昇華されていく。
次に声だけが急に老人になって、その彼の「よろしければお名前を」という言葉に、老人の声の彼女の「いいえ、名乗るほどのものではありません」という言葉が意味するのが今一つわからなかった。記憶のないまま瞬間的に二人が老人になって出会ったようでもあり、交差点のたどり着いて暦が死んだとも取れる。
いずれにせよハッピーエンドだ。
誰でも想像するパラレルワールドは、近年それは存在すると考えられ始めているのは事実だ。しかし、その世界にもすでに「私」は存在する。このことを考えるとややこしくなるのだ。これを詰めていくと、この物語は成り立たなくなる。一旦横に置くのが正しい観方だ。
さて、パラレルワールドがある前提で、その世界へ行くことができる可能性と、それを納得させるために必要な科学。何よりも強い動機。
所詮叶わぬこととあきらめないことを、この作品は言いたかったことなのかもしれない。
四の五を言わずトライしろ。ルートなど考えるな。
それだけ純粋に受け取ること…でいのかもしれない。そもそも視聴者は、自分の心を動かされたいために、映画を見るのだから。
少なくとも私はっころを動かされた事実がある。いい作品だ。
“今日からひとりずつ でもどこかで また会えるような そんな気がしてる”
“どの世界の君にも、きっとまた恋をする”
君愛と僕愛、観る順番で結末が大きく変わるふたつのラブストーリー。
切ねぇ。
ストーリーは僕愛よりもストレートでわかりやすいかも。
でも、虚質科学が僕愛よりさらに虚質科学してて難しい。
虚質素子核分裂症、IPの可干渉領域と虚質のもつれ、ギネスカスケードなどなど、全然頭に入ってこないw
声の演技は言わずもがな。
もはや少し慣れた。
僕愛を観てから君愛を観ると、あれはそういうことだったのかって繋がっていく感じ。
「名乗るほどの者ではありません」がめっちゃ刺さった。
あと、今作も音楽が素敵すぎる。
君愛はSaucy Dogの「紫苑」。
もう最高。
イントロ聴いただけでうるっとくる。
歌詞もやばい。
疲れた
なぜプロの声優を使わないのか
2作セットのうち、「交差点の幽霊」栞がヒロインになっている方。 主...
もう一度会えることを信じて!
「僕愛」「君愛」両方見たうえで同じ感想を書こうと思います。 良作で...
紫苑
これだけでいいやんけ...
嫌々、見てきました。
どうせ、面白くないSFラブストーリーなんでしょ、と思っていたら、案外よく出来ている。ちょっと、僕愛はなんだったのって感じ。2作品トータルで考えてこの評価だけど、単体としては★3.5くらいかな。別にいい作品でした。
蒔田彩珠の声がめちゃくちゃいい。
橋本愛の声は正直聞いていてキツく、彼女が演じるキャラクター自体も好きになれなかったのに対し、蒔田彩珠は声も、そしてキャラクターも愛おしかった。やっぱり好きなキャラクターがいるだけで、一気に作品に対する思いが変わる。声と人物設定って本当に大事だな。
平行世界とは言えど、あまりに性格違いすぎるだろ!とツッコミたくなる暦(宮沢氷魚)。だけど、僕愛より圧倒的にいい。何から何までこっちのほうが上回っている。弱々しいのは見ていて腹立つ。こういう、芯のある強い人物の方が深みがあって面白いし、応援したくなる。詩織(蒔田彩珠)との絡みも良かったしね。
演出面も、恋愛の描き方も、そしてラスト際のしつこさも、監督がちがうのがデカいのか、本作はそこそこよく出来ている。分かりにくいのは相変わらずだけど、取り残されている感はあんまり無いし、ツッコミどころも少なめ(といってもあるけど笑)。んー、なんで別々の監督にしちゃったんだろ。
しかし、ラスト10分の意味不明さ、そして落ちの呆気なさは否めない。なにやってんの本当に。音楽だけは一流。2つみたって全然気持ちよくないし、感動も何もあったもんじゃない。スッキリするどころか、モヤモヤが残る。というかそもそも、僕愛必要だったのか?僕愛で肝心な部分はほぼ本作でも出てくるし、僕愛は無駄なものが多すぎる。君愛のまとまりはそこそこ上手いから、君愛だけ見て、僕愛はネタバレをちょっと見るくらいで十分かなと。両方見るなら、僕愛→君愛が大正解。こっちのほうが質高いからね笑
にしても何見せられてたんだろう。
両作品通してみれば、結構失敗している。
原作は高く評価されているからって映画化して、あんだけ予告は盛り上げて、蓋を開けるとこれって。どうであれ、映画館で見るクオリティではありません。時間がねぇ!って方は、本格だけご覧になることをオススメします。
こちらの方が観やすいものの幽霊の感じはめ○ま風
続いてこちらを鑑賞。全体的にコチラのほうがまとまっていて、順行な展開にSF要素のエッジが効いていて面白かった。相変わらず1本として完成されているとは思えないけど。
結ばれるはずの2人に起きた軋轢と世界を変えるまでにもがき、葛藤する。しっかりとクロスロードさせながら展開させていく。要素に対してアプローチが凄く効いていて、SFとの相性も比較的良い形で見せてくれる。もちろん最後まで観れたことも大きいが。笑
しかしながら、2本で1つを完成させようとする魂胆が透ける展開がどうもハマらない。急に別の作品をモロ乗せてくるのは安売りかなと。違いを見せたいなら1本で描き切って欲しかったと思う。
こちらのヒロインは蒔田彩珠さん。透明感と少ししっかりとした声で作品に華やかさをプラスする。白いワンピースはめ○まを彷彿とさせるのは致し方ないかもしれないが…。笑
アプローチ自体が良かっただけにもう少し捻りが欲しかったところ。絶対コチラから見るべき。分かりやすくて楽しみやすかった。
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