「期待通り良かった!」君を愛したひとりの僕へ りとこさんの映画レビュー(感想・評価)
期待通り良かった!
僕愛は「暦が栞と出会わず和音と結ばれた2度目の人生」、君愛は「暦と栞が結ばれなかった1度目の人生~2度目の人生へ時間シフト」。
小説は君愛→僕愛がおすすめな気がしますが、映画は(君愛エンドロール後のおまけ解説付きなので)僕愛→君愛の順で見ると納得できると思いました(エピソードゼロみたいな感じ)。逆順で観ると栞の顔が頭をよぎりつつ、暦君のやり直した人生を延々と傍観している気持ちになります。サントラなども僕愛→君愛の順で曲が配置されています。
僕愛+君愛をラノベ風タイトルにすると「どうやっても栞と結ばれなかったので人生をやり直したら和音と結ばれた件」になるのでしょうか。
ネタバレ無し!僕愛は色が落ち着いていて映像も綺麗。少年期と老年期の暦君の声がGood!和音の声もなかなかしっくり来ていてよかったと思う。一方の君愛は、僕愛と比較すると精細さに欠けちょっと綺麗なテレビスペシャルみたいに感じました。3DCG部分も絵が浮いてしまっていて残念。栞の声が棒読みなのは薄幸さの演出?エンドロール中の映像は基質に落ち込む2人を描写しててこみ上げてくるモノがありました!
声当てに関しては、もちろん上手な俳優さんも多いですが、やはり声優というプロがいるのだから、声優さんを使えば良いのに... と思いました。
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