劇場公開日 2021年11月12日

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SAYONARA AMERICAのレビュー・感想・評価

全12件を表示

3.5☆☆☆★★★ 題名は『SAYONARA AMERICA 』 されど...

2024年3月20日
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☆☆☆★★★

題名は『SAYONARA AMERICA 』
されど本当の題名は…

『Thank you America』

観ようかどうか悩んでいたのだが、いや〜観て良かったわ〜!
歌の歌詞に♬ 住所不定…ってくだりがあるんですが、これまでのご本人の音楽人生を振り返ってみると、本当にそんな感じですよね〜!

いよ〜っ、《自由人》

(以前のアカウントでの『NO SMOKING』のレビューにも、同じ《自由人》って書き込んでいた、、、語彙力ないなあ〜俺💧)

細野晴臣のLive映像をドキュメントしつつ、彼の音楽的ルーツを考察する作り。
観終わってから知ったのですが。この作品って、以前に公開された『NO SMOKING』の監督作品で、そこで撮影された映像も使わせていたのですね。いや〜知らんかったですわ(^^;)

戦後直ぐに生まれた細野晴臣。洪水の様に押し寄せるアメリカンカルチャーの洗礼を受けた事で、彼の音楽のへの取り組み方が形付けられて行ったのを、このLiveで知る事が出来る。

もしも作品を観て否定的な意見があるとするならば。ドキュメンタリーでありながら、合間合間にアメリカンカルチャーの映像や、彼のフアン達のインタビュー等の挿入が、肝心要のLiveの流れを断ち切っているからでしょう。

しかしながら、昨今の中身のないジャパニーズポップスの垂れ流しに飽き飽きしている身として、スクリーンを眺めながら「この心地良さは一体何だろう?」とゆう思いを感じていた。
例えとして適切か…は分からないが、さながら、、、

《出汁の旨味が染み込んだ、おでんの中の大根》

…と言ったところだろうか?

Liveの中で彼は、スイングJAZZやブギウギと言った古いアメリカ音楽に影響を受けた事を公言していた。
※ 私自身もその昔に『グレンミラー物語』をテレビ放送で見てスイングJAZZを聴き始め。たまたまジャケ買いをしたアーニー・フォードのブギウギミュージックを聴いていた時期があるので、とにかく楽しい時間を過ごさせて貰えた。

2021年11月28日 シネスイッチ銀座2

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松井の天井直撃ホームラン

3.0魅力的

2023年9月9日
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ライブシーンは、
その空間をお客さんも演者も楽しんでいる空気に満たされていて、
これぞライブだなー、その場に居てたいなー、
って思いながら、わたしも楽しみました。
ライブシーンも、もちろん良かったですが、
要所要所で語られるインタビューや、
細野さんの佇まいが、なんだか和むというか、
安心するというか、優しいというか、
やはり、ステキに歳を重ねられた方の醸し出す魅力なのかしら。

あまり関係ないですが、
海外ツアーのMCって英語なんですね、やっぱり。
来日アーティストも日本語で話してくんないかなー 笑

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hkr21

5.02019年、New York および Los Angeles で開...

2023年8月29日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

2019年、New York および Los Angeles で開催されたライヴの記録映像、また、それを 2021年に見た振り返り。
2019年にやっていてよかった、その後しばらく休むつもりだったとのこと。絶好のタイミングでしたね。
アメリカの観客さんの熱心ぶり、盛り上がり、日本よりはるかにいい雰囲気にすらみえて。歌は日本語が多いのに驚きです。

感染症で不活発になった2021年は、同じことが再びできるのかわからない状態で、不安を正直に吐露されていました。2023年の今は、徐々に再開してきていて、改めて安堵です。

2023/08/28 有楽町マリオン "I'M A SHOW" にて鑑賞。音のいいシアターでした。

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woodstock

4.0細野晴臣の音楽の原点であるアメリカで

2022年4月11日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

萌える

「はっぴいえんど」「ティンパンアレー」「Y.M.O
.」……と音楽界の常に最先端にい続ける細野晴臣がコロナパンデミックの前年にN.Y.とL.A.で行ったコンサート映像です。70を過ぎた細野晴臣がアメリカのオーディエンスの前でどんなパフォーマンスを見せるのか、興味津々で映画館に足を運びました。
途中彼の音楽のルーツ、背景を見せてくれる古い映像(ディズニーやらマッカーサーやらパラマウント映画のアニメキャラクター「ベティちゃん」やらホーギー・カーマイケルの「香港ブルース」やら)が流れ、なるほどと納得させられます。港区白金の富裕な家庭に生まれ育った彼の音楽のルーツは戦後の豊かなアメリカ文化で、彼の感性によって昇華され表現された音楽を我々は楽しむことができるわけです。コンサートで「自分の音楽を育んでくれたアメリカ文化に感謝している」と発言し、アメリカのオーディエンス(健全で知的な雰囲気の人ばかりに見えました)から喝采を受けてました。実際、当日の演奏はジャズやカントリーに直接に根差したものがほとんどでした。
最後に、このコンサートの僕の感想を一言。細野さんのしなやかで、脱力感いっぱいの音楽はなんとも心地よかったぁ。

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ゆみあり

4.0コロナ前に戻ろう!

2022年1月12日
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やはり、密はいい!
いつから、人類はマスクをしなければ、街にも出られなくなったのか。
コロナ前に戻ろう!簡単ではないと言われるのは分かっているが、今の状態をいつまで続けるのだろう。
コロナに感染した人はニュースで報道されるが、コロナが治った人の数が報道されることはない。
本当は治っている人の数の方が多いかもしれない。
ロックダウンや酒類の提供の禁止に科学的な根拠などあるのだろうか。
これが、細野さんの言う全体主義ではないのだろうか。
交通事故の死亡者が多いからといって、人類が車を止めたことはない。
人類は今も、便利さのために、人が死ぬことを許容しているのだ。
あまりにも、矛盾や偽善や嘘が多すぎる。
映画は、アメリカの音楽を日本人が演奏し、アメリカの人達が喜んでいる姿がおもしろくて、最高だ!
そして、細野さんの脱力感も心地いい。
劇場に足を運んでほしい。

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caduceus

3.5細野さんだから言えること

2021年12月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

そして言って欲しかったことでもあります。
市井の人間である我々には決して言えないこと。なんて言ったかは映画みてください。
なかなか言えないことだよね。
みんな思ってるだろうけど。
でも彼なら言える。ナチュラルに(笑)

なんか細野さんって、命よりも魂を優先する人のような気がしていたんだよな。
魂なくなるなら簡単に命捨てちゃいそう。
なんとなく、イメージだけど。

あの発言のためだけにある映画と言ってもいいけど、音楽も素晴らしいですからぜひ観るべきだと思います。まあ彼の演奏する曲がほとんど古いアメリカの音楽ですから、退屈な人には退屈でしょうけども。

アメリカではhosono houseはあまり人気ないのかな?
みんなフィルハーモニーが好きだねえ(笑)

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hatakeyamad

4.0細野晴臣!

2021年12月7日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

(記憶をたどってなので定かではないのですが…)

細野「僕は昔、テクノサウンドをしてました。でも今日は僕の好きなアメリカンミュージックをやりたくて来ました。」

会場 拍手

細野「アメリカは戦後、日本にたくさんの素晴らしい音楽を届けてくれました。あ、資本主義もね」

会場誰か「sorry!」

会場 (爆笑)

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H1DE!

4.5いい曲ばかり

2021年12月4日
iPhoneアプリから投稿

最近のソロライブはラジオや音源で聴いてたけど映像ははじめてだから嬉しい!

スポーツマンとボディスナッチャーズのブキバージョンとエンディング曲、いいなあ。(音楽的嗜好が壊れる前によく聴いてた)
アメリカの細野晴臣さん好きが溢れたインタビューいいなあ。

コロナ前と後の風景を意識的に記録としてもよかった

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サート

4.0【細野晴臣さんのこと】

2021年12月2日
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僕は、細野晴臣さんの力はしなやかさだと思う。

ちょっと、あらぬ方に向かいかけた時に、ニュートラルな所に僕を引き戻してくれるようなしなやかな力。

それは、細野晴臣さんの音楽の力だ。

ビルの屋上で、細野晴臣さんが語る心配事は、過度にぶれ過ぎた社会に対する心配であると同時に、余裕を持って少し考えてみようよと言っているようでもある。

落ち着いて聞けるというか、とにかく、しなやかで心地良いのだ。

この作品は、映画を通して細野晴臣さんのLIVE音楽を結構聞かせてもらって、良かったと思っている。

最近はLIVEは、 Billboardで結構席を空けてとかだったので、なんか、映画の中の、あの落ち着いた人達が観客で、大騒ぎはせずにガヤガヤとか、良いなと思ってしまう。

日本に、BTSみたいなアーティストが出てこないと、音楽シーンを嘆く人を見たことがある。

まあ、ナショナリストみたいなもんで、気にしてもしょうがないけど、僕は、細野晴臣さんがいるじゃないかとか、坂本龍一さんがいるじゃないかとか、小澤征爾さんがいるじゃないかとか、佐渡裕さんがいるじゃないかとか、上原ひろみさんがいるじゃないかとか思ってしまう。

それに、川島さんは亡くなったが、ブンサテだって、ギタリストのミヤビさんだってそうだ。

日本には、BTSはこれからも出て来ないと僕は思うけど、それでも、何が問題なのかと考えてしまう。

最近のBunkamuraのル・シネマでやってるヴィム・ヴェンダースのレトロスペクティヴで、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」が上映されてて、音楽には、力があると思った。

映画にもあると思う。

細野晴臣さんにも、しなやかなチカラがある。

そして、それは、今、僕たちに最も必要なチカラだ。

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ワンコ

5.0自由

2021年11月23日
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鑑賞方法:映画館

陳腐な言い方だけど、音楽に境界がないことを感じた。前作で「音楽好きが世界中にいてくれればいい」みたいなことを、細野晴臣さんは言っていた気がする。今はきっと、自由な世界を強く望んでいるのだろう。心から共感した。

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哲也

4.0さよならアメリカ さよならニッポン

2021年11月20日
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鑑賞方法:映画館

細野晴臣さんが2019年に行ったNYとLAでのライブに現在の思いをまぶしたドキュメンタリー。

まずはライブ会場に来たアメリカ人たちのコメントに感動し落涙。彼らは細野さんの音楽を真摯に聴いていた。細野さんの音楽が好きだった。アメリカはアウェイではなかった。

そしてライブが圧倒的だった‼︎

楽屋を訪れたジョン・セバスチャンの「今宵、NYは君にひれ伏した」という言葉がライブのインパクトを実に上手く表現している。

The Hosono Band:
・細野晴臣: vocal & guitar
・高田漣: guitar, steel guitar, mandolin & background vocal
・伊藤大地: drums & background vocal
・伊賀航: bass & background vocal
・野村卓史: keyboards, accordion & background vocal

バンドは過去一切れていた。
彼の地でこの10数年を集大成した。

ちなみに漣さんはローリングサンダーレビューのときのディランで、航さんはザ・バンドのリック・ダンコだった。強いオマージュを感じた。

Special Appearance:
・Van Dyke Parks
・John Sebastian
・Sean Ono Lennon

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エロくそチキン

4.0細野さん流の“さよなら”の意味がわかった気がする!

2021年11月16日
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鑑賞方法:映画館

細野観光と同時にはじまった映画「SAYONARA AMERICA」を観てきましたよ。
タイトルにもあるように、細野さんの愛するアメリカ音楽に、最後の最後に恩返しするかのように、本場のアメリカまで行って決別したようにも感じた。
それが2019年。
その後はじまるコロナ騒動で、世界中の時間が止まることになるとは、このとき誰も思ってなかった。
そう考えると、このアメリカツアーは奇跡としかいいようがない。

はっぴいえんど時代の「さよならアメリカさよならニッポン」がこの映画の根底となり、タイトルとテーマ曲になってる。
細野さんが50年近く前にはじめてアメリカ来たときが、はっぴいえんどのレコーディングだったと。
そのときのスタジオにも、ライブの合間に訪れたようだ。
半世紀ぶりの想いはいかばかりだったか。

ちょうど先日、細野観光を観ておいてよかった。
その反動で欲求不満状態となり、すごい音楽が聴きたくなり、早く映画観て音楽を聴きたい、という衝動に駆られ、この映画の吸収力がよい方向へ増した気がする。
順番が逆だとまた違ってただろう、当たり前か。
細野さんの音楽人生を丸っと感じたあと、もうお爺ちゃんになってしまった細野さんがアメリカを舞台に、大好きなアメリカ音楽を通してどんどん子供に還ってるのを感じる。
この10年、細野さんは大好きなアメリカ音楽にどっぷりはまって極めていた。
きっかけは311を体験したからかもしれない。

とにかく、その集大成となるアメリカ公演。
そして今、この2年前のことを思い出し、もう10年前のことのようと会話する場面。
コロナ騒動で世界が止まり、時計が止まったことで、この不自由さをどう受け止め、どうやって次に行くのか。
音楽はもうやめるとかいってたけど、最近はまたやりたいみたいなこといったり。
なんだか切ないけど、なんだかわかるなぁ。

でも、もともとアメリカ公演が終わったら休む予定だったから、と。
さよならは、決別の意味ではないですね。
これは細野さん流の洒落であり、最大級の愛情表現だと思う。
さよならアメリカ、さよならニッポン。
大好きなんだよね、きっと、どっちも。
若いときは反抗期で、素直にアメリカ音楽じゃない表現で、海外進出の逆輸入をやってのけたイエロー・マジック・オーケストラ時代があり。
アジア発のオリジナルで、TOKIOだったり、東風だったり。
そして散開して、ソロでどんどんクレージーな面と繊細な面を併せ持つマルチで天才的な音楽を発表しつづけた。
でも、わたしが細野さんの音楽に出会ってからずっと、細野さんはいつもずっと何か悩んでる感じで。
音楽はすごいのに、苦しんでるようにも感じた。

アメリカ公演のワンシーンだと思うけど、ヴァン・ダイク・パークスとの再会も感動だった。
この10年の細野さんは、ライブもたくさんやってくれて、今観てる映画館の隣にあるライブハウスにも2回来てくれたけど、今まで観てきたライブの中で一番いい笑顔でリラックスして音楽を楽しんでるって思ってた。
今までは聴く側のわたしが楽しんでたんだけど、その頃からステージ上のバンドメンバー全員、細野さんと一体となって楽しんでるのが伝わる、そんなライブを観れるようになって、わたしもとても嬉しかった。
それがもう観れないなんて。
やはり2019年がすべてのピークだったのか。
もうあの頃にも、あの前にも戻れない。
もう、細野さんのライブに行くって事自体が幻のようだ。
だから、こうして映画を観に来てる。
でも最後まで観てたら、ぜんぜん寂しくならなかったな。
さよならの意味が、また会おうの意味でしか取れなかったから!

人生いつも前向きでいいとは思えない。
いま世界中から自由が奪われ全体主義へ向かってるっていうコメントがあったけど、別のベクトルでは一旦立ち止まって振り返りの期間だと思うんだよね。
勢いよく前に進むためには、潮のように引いてからじゃないと。

それでは、さよなら!

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fuhgetsu