「☆☆☆★★★ 題名は『SAYONARA AMERICA 』 されど...」SAYONARA AMERICA 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆★★★ 題名は『SAYONARA AMERICA 』 されど...
☆☆☆★★★
題名は『SAYONARA AMERICA 』
されど本当の題名は…
『Thank you America』
観ようかどうか悩んでいたのだが、いや〜観て良かったわ〜!
歌の歌詞に♬ 住所不定…ってくだりがあるんですが、これまでのご本人の音楽人生を振り返ってみると、本当にそんな感じですよね〜!
いよ〜っ、《自由人》
(以前のアカウントでの『NO SMOKING』のレビューにも、同じ《自由人》って書き込んでいた、、、語彙力ないなあ〜俺💧)
細野晴臣のLive映像をドキュメントしつつ、彼の音楽的ルーツを考察する作り。
観終わってから知ったのですが。この作品って、以前に公開された『NO SMOKING』の監督作品で、そこで撮影された映像も使わせていたのですね。いや〜知らんかったですわ(^^;)
戦後直ぐに生まれた細野晴臣。洪水の様に押し寄せるアメリカンカルチャーの洗礼を受けた事で、彼の音楽のへの取り組み方が形付けられて行ったのを、このLiveで知る事が出来る。
もしも作品を観て否定的な意見があるとするならば。ドキュメンタリーでありながら、合間合間にアメリカンカルチャーの映像や、彼のフアン達のインタビュー等の挿入が、肝心要のLiveの流れを断ち切っているからでしょう。
しかしながら、昨今の中身のないジャパニーズポップスの垂れ流しに飽き飽きしている身として、スクリーンを眺めながら「この心地良さは一体何だろう?」とゆう思いを感じていた。
例えとして適切か…は分からないが、さながら、、、
《出汁の旨味が染み込んだ、おでんの中の大根》
…と言ったところだろうか?
Liveの中で彼は、スイングJAZZやブギウギと言った古いアメリカ音楽に影響を受けた事を公言していた。
※ 私自身もその昔に『グレンミラー物語』をテレビ放送で見てスイングJAZZを聴き始め。たまたまジャケ買いをしたアーニー・フォードのブギウギミュージックを聴いていた時期があるので、とにかく楽しい時間を過ごさせて貰えた。
2021年11月28日 シネスイッチ銀座2