「初代ガンダムを現在の映像技術で見たい、という欲求だけは満たせる」機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 臥龍さんの映画レビュー(感想・評価)
初代ガンダムを現在の映像技術で見たい、という欲求だけは満たせる
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Zガンダム世代で、もちろん初代も録画で何度か見ています。
初代ガンダムが現在の映像技術で、映画館の大スクリーンで
どのように再現されているのか?そんな興味から映画館に足を運びました。
第15話『ククルス・ドアンの島』の話は
まるで記憶になかったのですが、それでも物語は理解できます。
ただ、やはり20分強の物語を2時間に引き延ばしているためか
子供のはしゃぐシーンがやたら多く、全体的に冗長でテンポが悪い。
戦時下でも島の人々は何気ない日常を送っているという側面を
強調して描きたかったのだとは思いますが…にしても長い。
あとはモビルスーツの動きが妙に人間臭くてちょっと違和感を感じたのと
最初の戦闘で惚れ惚れするような動きと連携を誇ったサザンクロス隊が
アムロやドアンとの戦いでは同一人物の操縦とは思えないほど弱くて拍子抜け。
極めつけは戦闘の演出が大袈裟で妙に時代劇っぽくて古臭い。
物語全体の構成としては悪くないのですが
全体的に突っ込みどころが多すぎて映画としては微妙な仕上がり。
初代を現在の映像技術で見たいという希望は叶えられましたが
『閃光のハサウェイ』と見比べると映像面では劣る気もしますし…。
散々ディスったので良かった点をひとつ。
最初のサザンクロス隊の戦闘シーンは格好よかった!笑
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