「フロントガラス破壊厨」ただ悪より救いたまえ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
フロントガラス破壊厨
韓国ノワールという触れ込みでしたが、ノワールというジャンルからは少し逸れていました。人身売買とアクションという両極面なジャンルのぶつかり合いでした。
正直、前半はかなりかったるいです。展開がスローというか、不自然な日本語の羅列というか、この時点ではノれないなと思ってしまいました。人身売買がメインで進んでいきますが、韓国映画では初めて見たオカマが登場してから少しずつボルテージが上がっていきました。ド派手な殺し合いが展開されていきますし、カーアクションが素晴らしい。フロントガラスに人や物が面白いくらい突っ込む臨場感がたまらないですし、その間であり得ないくらい弾丸をぶっ放しているのも笑けてしまいました。テーマも時間を追うごとに深くなっていくので、大器晩成型の映画だなと思いました。
PG12指定ということでややグロめのシーンが多かったですが、直接的な描写は不自然ながら隠されていたのが残念です。韓国映画はR指定が少ないのも大衆向けに作っているというのもありしょうがないかなーとは思いつつ、体の解体シーンだったり、首に思いっきりナイフを突き刺したりをそのまま映していたらとってもグロかったろうなぁ。
比べてしまうのもアレですが、「レイジング・ファイア」とアクション部分で見るとどうも劣ってしまうなと思いました。公開が一週早けりゃなぁ。
鑑賞日 12/29
鑑賞時間 12:50〜14:42
座席 FREE
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