名付けようのない踊りのレビュー・感想・評価
全28件中、21~28件目を表示
考える、理解するものではなく感じるも
田中泯さんの“場踊り”、それに意味を求めようとすると難しいと。ただその場での内なる気持ちを著すと田中泯さんなりの表現と。それを第三者である我々が観たときのその”頭ではなく““体全体で受ける感情”で受け止める、そのような気持ちに。万人向けでは無い、でも、感心のある人達には素敵な映画と。
静の中の動
ダンスと言っても振り付けバシバシのダンスでは無く、静の踊りをしています。でも、そこから出てくる力強さは大きなうねりの様な激しさを感じます。田中泯さんって突然出てきた老獪な俳優さんと言う感じでしたが、ダンサーだったのですね。
ダンサーとしての田中さんのことはよく知らないままに鑑賞。どうなるか...
ダンサーとしての田中さんのことはよく知らないままに鑑賞。どうなるかと思いきやおもしろかった。気負わず観て正解だった。
農民として生きることで作られた身体で踊りたい、的な言葉がなるほど。
あと観客の顔がおもしろいな。日本は笑ってはいけない状態で緊張して観てる。フランスは笑ってる人もいる。
感銘
上映後挨拶ありの回を鑑賞。
作品中で田中泯さんご本人が語られている「言葉よりもずっと前に踊りは存在していた」というセリフ。
鑑賞後のトークイベントでも同様の事を話され、言葉というコミュニケーションツールが発達しても失われない踊りとは、人類のDNAに組み込まれているのでは?と熱く語る姿と、やっと踊りと言うものについて世間に発信し、認知してもらえるような立場に来ることができ、いよいよこれから力を発揮しなければ!と前を向き続けている姿に感銘を受けた。
そして、アキレス腱がくっきり浮かび上がる綺麗な足と農作業を長年してきた節くれだった、働く人の手のコントラストが印象的。
魅力的な方だと思っていましたが、益々好きになりました。
彼を見ていると私なんかまだまだ青二才、ここから先伸びしろがあるのだと勇気をいただけました。
爪をほっぺたに押し込まないと寝てしまう
私は毎年必ず、2~3本はドキュメンタリー映画を見ようと決めています。去年は「モンテッソーリ 子どもの家」「パンケーキを毒味する」を見まして、どれもそういう見方があるのかと結構心に響いた覚えがあります。やはり、ドキュメンタリーは今まで知らなかった本当に行われていることが知れるので結構好きです。
今年はどんなのを見ようかなと思っていたら、世界的ダンサーの田中泯を追ったドキュメンタリーがあるということで見ることに。だけど、たまらなく眠たかったです笑
編集はとても上手いなと。
アニメーションもよく出来ていて、過去の田中泯を振り返るには非常に分かりやすい。自然の大地と触れ合う時の演出は印象的だったし、見せ方もよかった。流石、商業映画の監督ですね。
田中泯という人物には少し興味が湧いた。
彼の生き方や考え方にはハッとさせられる部分があった。「新しい考えには興味があるけど、新しいモノには興味が無いね」というセリフが全てを物語っている気がした。蜘蛛に対してのダンスが1番好きなシーンでした。
ただ、全体を通してかなり眠かった。
静かすぎる、長すぎる。これは映画では無いですし、映画館に超不向き。NHKのプロフェッショナルでいい。あの番組ですら1時間ないですから、2時間はとてもじゃないけど退屈で間延びしている。後ろの男の人もガッツリいびきかいて寝てましたよ笑
田中泯という人物としての魅力は若干だけど描かれているが、ダンスに対しては関心が持てなかったし、これを通して何を伝えたいのかがいまいちピンと来なかった。場踊りも理解不能だったし、最初の方はこの映画を見終われば納得がいくのかなと思っていたが、結局感じることは何も変わらなかった。
人物のドキュメンタリーは難しいですね。
パンケーキを毒味するでは、菅義偉元総理大臣に焦点を当てながらも現在の政治に関しての問題点を同時に映し出していたので、飽きることも無く夢中で見れたのですが、本作はひたすら田中泯なので絵代わりがせず、はっきり言うとつまらなかったです。1時間で良かったなぁ
場踊り・・・理解できず
40歳の時に畑仕事で鍛えた身体で踊る事を始めた田中泯は世界中のアーティストと数々のコラボレーションを実現してきて、現在までに3000回を超えた。72歳から74歳までの2年間を追い、最後、ポルトガル・サンタクルスの街角で踊り、「幸せだ」と語ったまでのドキュメンタリー作品。
さっぱり理解できず、ひたすら眠かった。
何かを伝えてるなら今何を伝えようとしているのか字幕でも入れてほしい。何かを伝えるために踊ると言っていたが、それならダンサーより手話の方が良いと思った。
どんなジャンルにも属さない田中泯のダンス、って言われても、意味もわからず肉体美も見せず、衣装はボロボロで、見て何を楽しむのか理解できない。訳わからず眠くてしかたなかった。
場踊り、なんなんだ?
この人の聖書には 言葉の前に 踊り が在った。
この人の聖書には 言葉の前に 踊り が在った。
踊りは 何かを明示するものではなく
明示されない何か その穴に吸い込まれて行く波動だった。
それを目撃した仏・哲学者 ロジェ・カイヨワは 『永遠に 名付けようのない踊り を続けて下さい』、、と云った。
その生き様を77年 追い続けた記録
心底から美しかった。
音楽に加え 山村浩二のアニメーションも この令和の『花伝書』に輝きを与えた。
確かに名付けようのない踊り
身体表現というよりも、身体を顕現させているそのおおもとがそっと現れているような踊り。
ダンスシーンはキレギレだったが、色々な場所での踊りを通して伝わるものがあった。
フランスでのパフォーマンスの後、一問一答のような場があり観た人が色々聞いていたのが印象的。普通の人が普通に聞いている。
アートの受け手という鑑賞者の役割を考えた。
鑑賞者でしかない。評論家でもインフルエンサーでもないけれど、しっかり観て受け止めたものを色々な形で出していけたらいいんだ。
全28件中、21~28件目を表示