スティール・レインのレビュー・感想・評価
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娯楽は娯楽として見ないと、ね。
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・映画の内容の趣旨上、日本の領土問題や台湾に関することなど、日本の見解と異なる部分もありますが、エンターテインメントと政治を混同するのは好ましくないので、ここは無関係とする点は断っておきます。
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今年193本目(合計257本目)。
…という注意書きを書いたのですが、趣旨的にどうしても、かなりセンシティブな内容を扱う内容です。中には日本国憲法(9条/戦争放棄)を無視したと思われる描写も観られ、ツッコミどころはかなり多いです(9条はやはり重要視されるべきだと思いますので)。
ただ、この映画はそういう「センシティブな内容」があることを承知した上で、ギリギリ許される範囲に挑んだと考えるのが妥当なので、そこは余り触れないことにします。
映画自体のストーリーは他の方も書かれている通り潜水艦もの。実際の可住エリアも少ないと思えるこの中でかなりのお話が進みます。ややもすれば飽きたり、内容の展開性が乏しくなりやすいという部分もありますが、この点はさすが韓国映画かなという印象です。
何せ上記に書いたように、センシティブな内容が多く、何を書いてもネタバレになるならない以前に、余りこう内容的に特異に過ぎるものはあまり書かないほうが良いのかも…。
ちなみにこの映画そのものは、韓国で少年コミックとして読まれている漫画を映画化したものであるようです(前作はネットフリックス等で見られます。直接の関連性は少ないです)。
日本や韓国(北朝鮮/便宜上、国扱い)などの問題を乗り越えられる日がいつか来ると信じているところです。
作品としてはこういうものを「潜水艦もの」というのはここで知ったところです。確かに「動ける範囲が限られる」ということでは特別な扱い(ジャンル分け)がされているのですね。これは初耳です。
さて、採点です。下記のみ気になりましたが、4.9→5.0で切り上げ満点にしています。
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(減点0.1) すでに書きましたが、内容的にかなりセンシティブな内容で、およそ実現しないであろうことが描写されています。つまり、韓国の方と北朝鮮の方との会話です。この映画、韓国語のみならず、中国語や英語、さらには日本語まで出るという「多国籍映画」なのですが、韓国語と朝鮮語(ここでは、北で話されている言語を指す)は同一視されているようです。
ただ、「ファイター・北からの挑戦者」でも描かれていたように、南北で国語の差があるのは有名な話で(似た言語といえども国語は違うため、2~3か月の「支援者センター」で学ぶのは基礎にすぎない。このことはそちらでも触れられていた)、この2言語が同一言語(韓国語)に合わせられているのは、趣旨は理解するのものの(リアル世界でも、北の国語を理解できる人は少ない?)、やや不自然に思えました。
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かげむ~しゃ
日本海に大型台風が襲来する中、クーデターを目論む北朝鮮の軍人によりアメリカ大統領、韓国大統領、北朝鮮書記長が拉致監禁される話。
尖閣で行われる米日の機動演習がどうとか、日本の過激団体がどうとか、東西の牽制に巻き込まれる韓国から始まり、北朝鮮で行われる米朝トップの会談を取り持つ韓国大統領…ってトランプと黒電話とムンムンですか?
円の面積も求められない大統領って…w
会談からクーデターからの流れは、現実味ベースからのいきなりの飛躍で、ちょっと安っぽかったけど、キャラクターとしても米朝の2人は実在の人をかなりデフォルメした感じだで、堅苦しい話かと思ったけど案外コミカルさもあるし。
韓国映画の割に韓国大統領の扱い悪いな~と思っていたけれど、後半は案の定大活躍w
相変わらず、訳のわからない歴史認識とか自己評価の高さは流石です。
救命装置からの展開はちょっと口説いしリアリティに欠けるしで長く感じたけれど、これはこれでなかなか面白かった。
ミリタリーアクションとしては面白いけれど…
潜水艦バトルを存分に堪能した!
潜水艦バトルのある映画はハズレが少ない。派手な爆発とかでは誤魔化せないからかもしれない。本作も、潜水艦同士、もしくは潜水艦と哨戒機の戦闘が大迫力だ。特に潜水艦は目では見えていない状況でどのように動くのか(どのように指示するのか)が重大なポイント。緊張感があっていいバトルだった。
朝鮮戦争の平和協定締結直前に北朝鮮でクーデターが起こり、南北朝鮮とアメリカの首脳が拘束されるという話は、荒唐無稽なんだけど全く非現実的とも言い難い。3人の首脳がそれぞれ実物よりも少し(かなり)カッコよくなっているのが映画的。
ここに中国と日本が絡んでくるのだから話が若干複雑になってしまうのも仕方ない。さらに、各国間の政治的な問題はフィクションとして流さないとダメな映画。対立していた男たちが友情でむすばれていく映画として楽しんだ。
ちなみに原題は2と書いてあったので改めて説明を見たら「鋼鉄の雨」という作品の続編扱い。チョン・ウソンとクァク・ドウォンも出演していたが、前作とは別の役柄のようだ。続編にする必要あったのか?あ、でも前作を観たくなってしまったのだからその効果がないわけではないか。
またまたクーデター
韓・朝・米首脳のズッコケ三人組感が抜群
原作はウェブコミックで、すでに第一作『鋼鉄の雨』が映画化されているとの事だが、いずれも未見。ただ続編の本作(原題は『鋼鉄の雨2:首脳会談』)は、前作との関連性がない姉妹作といったポジション。
北朝鮮護衛司令部のクーデターにより原水艦に監禁されてしまった韓・北朝鮮・米の3首脳の命運と、日中側の思惑も絡んだ心理戦が展開される。
…のだが、自己顕示欲が強いトランプ然とした米大統領に、金正恩を体型も知能もスマートにしたような北の総書記、そして両者の間で振り回される実直なイケメン韓国大統領(彼だけ実在の首脳とダブらないのがちょっとズルい)という三すくみの関係が、軍事サスペンス物にもかかわらず、三バカトリオっぽくて実に楽しい。
それでいて、潜水艦ならではの魚雷での撃沈危機に見舞われるスリリングな展開もキッチリ抑えつつ、艦内で繰り広げられる銃撃戦も見もの。
米副大統領がなぜかトランプ夫人っぽかったり、白竜演じる日本のフィクサーが胡散臭すぎたり、そして独島(竹島)事情など気になる点はあれど、そこら辺はまぁコミック原作だし韓国映画という事で、あんまり神経を尖らせても詮無いと思う。
『Uボート』、『レッド・オクトーバーを追え!』、『K-19』、『ハンターキラー 潜航せよ』などなど、「潜水艦映画にハズレなし」と思っているが、本作もその自説は間違っていなかった。
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