「「生きる」とはどういうことか。語らずに問う作品。」帆花 ダーレムさんの映画レビュー(感想・評価)
「生きる」とはどういうことか。語らずに問う作品。
言葉を話さず、まったく動かない少女、帆花ちゃんと両親の日常を、カメラは静かに、淡々と映していく。ナレーションも解説も一切、ない。ドラマティックな出来事もない。
だからこそ、観ているうちに、まるで自分が帆花ちゃんのベッドの横にいるような感覚になる。この家庭の温かさを体感する。そして、わかってくる。両親が一方的に話しかけているのではないことを。
生命の尊さと凄さを、文字通り目の当たりにした。
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