「皮肉たっぷりだが考えさせられる」ドント・ルック・アップ はぐりんさんの映画レビュー(感想・評価)
皮肉たっぷりだが考えさせられる
地球滅亡の危機を目前としながらも、アメリカ大統領にとっては中間選挙、ニュース番組司会者にとっては視聴率という具合に、つい自身が直接関係している目の前のことに目線が向いてしまうあたり、やはり皆、等しく人間なのだなとクスリと笑ってしまった。
映画「アルマゲドン」のように核弾頭を搭載して彗星を破壊する動きで、ようやく地球救済の動きが出てきたと思ったら、資本主義者と言うかグローバリストと言うか、地球の運命と天秤にかけて、彗星に眠る膨大なレアメタル欲しさに計画を中止に持ち込んでしまうところが現実的で、笑うに笑えないところが面白い。
きっと現実世界には、今回の作品とは内容は違えど、似たり寄ったりのことが多く起きていて、昨今の世界的な反グローバリズムを見ると皆も感じているのかなぁって思った次第。
最後のオチも含めて面白かったです!
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