「不発!? 21世紀の魔法‼」ベロゴリア戦記 第1章:異世界の王国と魔法の剣 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
不発!? 21世紀の魔法‼
ペテン師魔術師として活動する主人公イワンが、異世界ベロゴリアを救う最後の希望だのと言われ召喚され冒険するファンタジー作品。
ディズニーロシア(?)とは初めて聞いたワードだが、その内容は果たして…。
全体を通し、かなり王道ファンタジーな内容。特にスキルを持たないお調子者イワンが、アンブレイカブルや武闘派女子、若返り魔女と力を合わせ魔法の剣を探すというもの。
よくあるシチュエーションかもだけど、イワンのキャラが良くて個人的には中々好みの作品。
パシャっと魂を抜いてやったり、持ち前のチャラさ(⁉)で怪物を切り抜けたり…闘えないなりに独自の力で活躍する様が良かった。それでいて、最後は健気にも剣を取り…。
観易い作品だが、同時に、ファンタジーとは言え、展開に深みが無いというか、ちょっと子供っぽい内容かも。
召喚にしても剣にしてもドラゴンにしても…なんかみんな唐突なんですよね。。その為どうしてもストーリーが薄っぺらい印象に…。そしてそれがどうってことない湿原にあるのもちょっと違和感。その他、もっとイワンの孤独とか、病院のくだりとか深掘れば感動もあったかなと。
とは言え、映像や世界観に全然安っぽいイメージは無いし、メジャータイトルでなくともそこそこの規模感を感じるファンタジー作品は中々無いので、観ていてとってもお得感♪
それに剣や魔法で悪と闘うってのは、やっぱりいくつになっても男の憧れですよね(笑)21世紀の魔法のくだりはちょっと痺れた。結果はアレだったが。
今週末には第二弾も公開ですね。まずは、大興奮とまではいなかったが、普通に次回作以降も追って行きたいと思える作品だった。
それとどうでも良いけど、日本でも服着たままいきなりウォータースライダー入ったらそれだけで投獄されるのだろうか?
さらについでに言うと、本作もヒロインと悪役魔女のロシアンビューティーっぷりは裏切りませんよ、ホントになんて国だよ。