「期待が大きかったので裏切られた気持ちになってしまった」麻希のいる世界 デブリさんの映画レビュー(感想・評価)
期待が大きかったので裏切られた気持ちになってしまった
これは、ごめん、ちょっと怒っている。関係者やファンが読むと気分を害すると思うので、読まないでください。
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オーラのある女の子がいて、綺麗というよりかわいい感じの女の子がその子を好きで、間でイケメンがうろちょろする三角関係って『さよならくちびる』もそうだったよね。そんなに描きたいもののわりには、えらい中途半端で雑な脚本でびっくりする。どうした。
好きな女子に向かって「おい!」と何回も怒鳴り散らす男子。アンプを使った殺人マシン。息子と同じ高校の女子と一回寝とく医者。ボウリング場に来た筋の悪そうな男三人と車に乗る女子高生。なんでやねんとしか。
それだけいろいろと事件が起きるわりに、三人の気持ちは最初に提示したシチュエーションから一歩も動かないし、それゆえ交わらず化学反応も起きないので面白くない。女の子を好きな女の子を二作続けて描いたのに二作続けて恋がズタズタになるエンドっていうのも悪意を感じる。
タイトルは好き。恋に落ちたときの世界の見え方ってそんな感じだと思う。主演の新谷ゆづみさんの演技も生硬な感じはするけどそこも含めていいと思った。
この監督の映画は今後、どんなに予告や宣伝ビジュアルが魅力的でも、劇場では観ないことにする。そうすれば、こんなふうにせっかく生まれてきた映画を腐すこともしなくて済む。読んでしまった人、ごめんね。
G60さんへ:映画には正しい鑑賞方法があり、各映画作品に誰から見ても不変の価値があると信じているタイプの人ですね。それも考え方でしょうけど、私はそうは思わないんです。で、私にとっては好きな映画ではなかったんです。何回も見れば理解が深まると言われても、何回も見たい気持ちになれなかったんです。あなたが私のレビューを好かないのもまた自由ですが、私が感じたことを書いた私のレビューはこれで正しくて、あなたがどんなに間違いだ浅はかだと思ってもそれは変えられないことなんです。コメントお疲れさまでした。
始めの「浅はか」と言う言葉は、見ず知らずの人に向けて言うには不適切で失礼極まりないことでした、申し訳ございませんでした。
ただ、以下の内容に訂正が必要とは考えておりません。
私に取って塩田監督の作品はこれで5作目ですが、どれも理解するには一筋縄では行かず何度も見返すことになりました。
監督は、詳しく説明してくれない、省略することが多い人です。この作品も何度か見返すことで理解が深まり、感想(のようなもの)も全く違うものになると確信しています。
長々と失礼しました。
申し訳ないけれど、浅はかなレビューと思います。始めに何を期待して観るのか、監督脚本の塩田明彦氏の意図というか思いというものを「理解しよう」として観るかどうか、によって見方が全く違うものになると思います。映画通、プロのライターの書いたレビューなどをみれば高評価というより最高レベルの評価をされている方も少なくありません。
ちなみに、一度目で判り辛い内容が、二度三度観ることで理解できた、全く違う見方をするようになったと言う人も多くいます。私もその一人です。