ちょっと思い出しただけのレビュー・感想・評価
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主役の二人・・☆
ちょっと、どころじゃない傑作映画。
映画を見てから1週間ほど経ちましたが未だにこの映画に対する熱が冷めないのでレビュー投稿しました。
見ようか迷ってる人は、絶対に見に行ってください。
キャスト全員の演技と感じさせないリアルなシーンの数々。1カット長回しタクシーでの会話描写、居酒屋の外での何気ない出会いの描写などなど、多くのシーンが今でも脳裏に焼き付いています。
恋愛映画の一面もありますが、もちろん色恋沙汰だけを描いてる作品ではありません。
恋人を通じて、人生を見つめ直し今後どのように生きていくのか。いろんな出会いや別れを、ちょっと思い出して、その思い出を糧に生きていく。
人との別れは、悲しいだけではない。
そんなメッセージを、ラストシーンで自分は受けとりました。
邦画史上一番綺麗で後味の良い最高のラストシーンだったと思います。
昨今、SNSで映画を楽しめる環境になってきましたがこの映画は映画館で見て欲しい。
あのラストシーンは、明るい環境下でスマホやパソコンの小さい画面で見るのと真っ暗の中、大きなスクリーンで見るのでかなり意味合いが違ってきます。
見ようか迷ってる人は是非見に行って下さい。
絶対1800円以上の価値のある映画だと思います。
二度観るべき
本当にお見事でした
さっぱり
特定の日付を何年も繰り返し、一組のカップルの別れから出会いまでを遡っていく本作。
タクシードライバーの伊藤沙莉とダンサーの池松壮亮というなぜかしっくりくる配役やバーのオーナー國村隼、気のいい成田凌、待ち続ける永瀬正敏など脇を固めるキャラクターの抜群の安定感で鑑賞中ずっと心地よかった。
淡々としながらも入り込む余地のある本作の雰囲気はなかなか作り出せないと思う。
観終わった後の不思議とさっぱりとした感じはキャラクターの性格も作用しているが、特に物語の大きな特徴である思い出を遡る構造が作り出していると感じた。
今まで幾度となく製作された恋愛映画でも本作のように見せ方や構造を変えることで鑑賞後に抱く感情がこんなにも違うのかと驚いた。
構成と展開が見事
いい感じ、、ってだけ。
本当に、ちょっと思い出しただけ
2021年夏、コロナ禍の東京。
オリンピックが開かれる中、タクシー運転手の葉は夜道にタクシーを走らせる。
照明スタッフで元ダンサーの照生は、ダンスの公演が終わった舞台で1人踊っていた。
照生の誕生日のたった1日を振り返る5年間の物語。
珍しく酷評させていただきます。
近年流行りの「戻れないあの頃回想型青春映画」。
花束〜、ボクたちは〜、明け方〜、そして今作。
結ばれなかったあの人との思い出を、エモさと名曲で時代とともに振り返る、アレです。
多少ネタ切れ感があるけれど、上に挙げた4作の中でも1番の絶賛具合だったので楽しみに観に行きました。
まず一言言わせてくれ。
ボクたちは〜とダダかぶりじゃん!
まずヒロインが伊藤ちゃん(因みに篠原篤さんも出演)、そしてメメント構造の振り返り方。
昨年のベストにボクたちは〜を入れた身としてはどうしても比較してしまうし、色々言いたいことも出てきてしまう。
ボクたちは〜を観ていなければ真新しさがあって多少評価が上がったかもしれないが、それにしても…
物語はコロナ禍の閑散とした東京から始まる(これも同じ)。
登場人物は少なく、セリフもほとんどなく、静かに静かに進んでいくプロローグ。
外出自粛が叫ばれる昨今の状況らしい描写と、シネコンでこんな丁寧な映画が流れることに感動した。流石松井監督。
コロナ禍以前の社会になり、活気が戻ってくるはずが。
…あれ、そのままだ。
結局、盛り上がりに欠ける違和感を抱きながらエンディングを迎えた。
登場人物が少ない。
特に目立ったキャストは池松壮亮、伊藤沙莉、河合優実、國村隼くらい。
尾崎世界観と永瀬正敏も印象は強いけどポジションがよく分からない。
成田凌も確かに出てたんだけど、エンドロールで名前を見つけてから確信が持てるほどの影の薄さ。
渋川清彦?市川実和子?高岡早紀?あ、あの役か。
ニューヨークの屋敷もせっかく話題性があるのに、あれじゃあ誰だか分からんわ(この手のキャスティングは何故か『劇場』の井口理を思い出す)。
あと、顔などをよく見たいシーンに限って暗い。
日めくりカレンダー的なのは、見方が分からなくて戸惑っていたら、そのあとずっと暗がりの中で見えず途中で諦めた。
メメント構造であるものの、ボクたちは〜と違うのは1年のうちのたった1日(照生の誕生日)にスポットを当てている点。
1年のうちの1日、つまり繋ぎとなる364日はこちらが想像しなければならない。
いや、いくらなんでもそれは無謀でしょ。
こちら側が想像することで作品に深みが増すというのは分かる。
ただ、あまりに点と点すぎて私のペンでは線が引ききれなかった。
空っぽとまでは言わないけれど、結局2時間も何を観ていたのだろうという感覚に襲われた。
ロングトレーラーを見たくらいのものしか残らなかった。
バレッタとかももうちょっと良い使い方が出来ていれば。
元ネタのジム・ジャームッシュの『ナイト・オン・ザ・プラネット』は予習しておいて損はないと思う。
自分はまだ観てないけど。
2つだけ、問答無用で良かったところ上げて締めます。
クリープハイプの主題曲「ナイトオンザプラネット」と伊藤ちゃんのハスキーボイス!
ちょっと思い出しただけをちょっと思い出しただけ
かつてこんなにしっくりくるタイトルがあっただろうか
鑑賞2回、パンフレット(デザイン素敵)
何気ない日々の繰り返しが愛おしく感じられる、そんな作品。
ある1日だけを紡いだシンプルなお話。
恋愛というより人生って、という感じ
よくある映画のハッピーエンドって何だろうと考えるけど、結果、こんなこともあってあんなこともあって巡り巡って良い時間だったなと思える日々って素敵だな。終わりは始まりでずっと続いていくのだ。
それでの 'ちょっと思い出しただけ' って何だかポジティブ。そう口にしただけで映画を思い出して胸が熱くなります。
限りある時間の中にどんな点と点を残せるだろうか。
なんだか、私にとって忘れられない大切な映画になりました。
鑑賞後ジムジャームッシュのパターソンをまた見たくなった。のは私だけ?
池松さんの朝のルーティン、あるある、がにやけた
ちゃんと思い出したらだめ
ずっと観てられる映画
伊藤沙莉の「うっさ(笑)」の破壊力
夜中クリープ流して自分に酔ってる大学生が好きそうな映画
脚本が素晴らしかった
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