「終わってしまった幸せな時間ほど、振り返ると切ないね」ちょっと思い出しただけ 5witsさんの映画レビュー(感想・評価)
終わってしまった幸せな時間ほど、振り返ると切ないね
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亡くなった人とかペットとの思い出を振り返る時、それがすごく楽しかったり、幸せに満ちたものであるほど、もう二度と手に入らない時間だと知ってるから強烈に切なくなるって感じ、ありますよね。
この映画は「恋愛が終わり、なんでもない日常にもどったところ」から時間をさかのぼり、二人の別れ、そして徐々に幸せだった恋愛の日々を描いていきます。つまり映画の進行ではハッピーエンドに向かうんです。
でも、同時に観客である私たちは、これが二度と戻らない幸福な時間だということを知っています。だから二人が愛し合い、幸せになっていくほど哀愁を感じてしまうんでしょうかね。
池松壮亮と伊藤沙莉の演技が上手すぎて、幸せと切なさを同じだけたくさん感じられる、なんとも素敵な映画です。
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