「目に見える映像以外も見るべき」劇場版 からかい上手の高木さん tosihiro mikamiさんの映画レビュー(感想・評価)
目に見える映像以外も見るべき
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3回見に行きました。
1・2回目は内容に無理やり感があるように感じ、ファン向けなのかな?って思いましたが、3回目に見に行った時虫送りからバス停へとシーンが変わる所で(虫送りの最後辺り)ホタルらしき光が2つ光っているのを発見。
もしそれがホタルの光で、高木さん達二人が見つけていたとしたら。
もしそうならバス停での寂しそうなシーンは一気に違うものへとなります。
高木さんが西片の手を握ろうとして、西片も高木さんの手を握ろうとする行為も、ホタルを見れなくて寂しい気持ちからではなく、見れた事による自分の気持ちを相手に伝えて願いが叶って欲しいという行動にも見えます(ただ、お互いに相手はホタルを見ることが出来た=願いが叶うという事を知らないと思っている為、なかなか勇気が出ない)。
そして終盤の西片の「高木さんは幸せになる!僕が幸せにする!」というセリフも、二人でホタルを見ることが出来たから願いは叶う、という事に繋がっているんだと思います。
だから夏祭りでラストに高木さんも「私も西片を幸せにする」というセリフが出てきたのだと思います。
もしかしたら考えすぎかも知れませんが、アニメでも時々小説で言う行間を読む行為をしなければならないシーンもあったりしますし、そもそも題名が「からかい上手の高木さん」な訳ですから、「からかい上手の山本さん」からウチら観客がからかわれている可能性もありますからね。
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