ウェディング・ハイのレビュー・感想・評価
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【”禍福は糾える”縄”の如し・・。”結婚式あるあるの華やかな表舞台と密かに進行する裏舞台を見事にミクスチュアーさせた二点三転四回転半する見事な脚本と共に、豪華俳優陣の面白き演技を堪能した作品。】
ー 出来れば、結婚式は簡素にしたい、披露宴はちょっと・・と思っている新郎彰人君。(中村倫也)
その気持ちは良ーく分かります。イロイロとメンドクサイよね。
けれども、劇中でも描かれているように女性(の一部)は、披露宴を”人生の一大イベント”と思っている方がいるのです。
美しいドレス、華やかな宴席で皆から祝福される私・・。ー
◆感想 <可なり、個人的な経験値に基づく意見が入っています。スイマセン・・。>
・新郎彰人と新婦遥(関水渚)が、ブライダル準備をする過程が、数十年前の自分達を思い出させてくれて、少し懐かしい。
新郎渋々、新婦キャピキャピ・・。
そして待ち受ける男にとっては、地獄の選択の数々・・。
1.誰を披露宴に呼ぶか、問題。
- 今作では、新郎が招いた初対面の男の投げ縄が見事であった。-
2.どちらのドレスが良いか、問い詰められる問題。
- ハッキリ言って、男にとってはどーでも良い。披露宴は花嫁のためにあるのであるから。-
3.披露宴開催日時&お金問題
- これ、本当にビックリするくらい、金額に違いがあるんだよねえ。大安吉日と仏滅。今作でも描かれた開催時間帯によって・・。
・参列者(含む、両家の父親)達の様々な思惑を抱えて参列する姿
1.新郎彰人の上司の財津部長(高橋克実)の浮気したが故に、夢なき老後を覚悟していたら、まさかのスピーチで笑いを取るために奮闘努力する中で、人に笑って貰える事に生き甲斐を感じていく姿が可笑しく・・。
- 出来れば、スピーチも聞きたかったなあ。高橋克実さんの熱演は流石でしたよ。ー
2.新婦の課長(皆川猿時)の乾杯を発声する際の、財津部長へのライバル心もオカシクて・・。
- あの、乾杯スピーチに向かう際の、”心の声”が可笑しかった。-
・ウエディングプランナーの中越さんの時間内に披露宴を収めようと奮闘する姿や、テクニックも面白かったなあ・・。
一時間押しの披露宴を、一気に時短する数々のテクニック。
1.余興を一気に4組同時にやらせる・・。ビックリ!
2.食事を、一皿に盛り、提供時間を短縮
3.キャンドルサービス一気着火! あれも、ビックリしたなあ・・。
・時折映された4人の男達が並んで椅子に座って、煙草を吹かしている風景の意味した事。
- あれが、裏舞台に繋がっていたとは・・。
確かに披露宴や葬儀場では盛装をしていれば、咎められることはないよね。-
・一方、新婦遥の元カレ(岩田剛典:あの役、良く引き受けたなあ・・。)のダスティンホフマンの”卒業”を真似た新婦強奪劇の思惑がドンドンズレて行く過程も面白く・・。
- 生牡蠣の食べ過ぎはイケマセン・・。
それにしても”謎の男(向井理)"が、気絶するほど臭いって、どーなのよ。
因みに、後ろのおば様、大爆笑してました・・。-
<”結婚式あるある”の表舞台とその裏舞台で密かに行われていた事を見事にミクスチュアーした二点三転四回転半する見事な脚本と共に豪華俳優陣の面白演技も堪能した作品。
コロナ禍で、結婚式が順延になっているカップルの方々には、申し訳ない気がしますが・・。
(いつか、きっと出来る日が来るよ!)>
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