「コメディは今ひとつ好きじゃない」ウェディング・ハイ プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
コメディは今ひとつ好きじゃない
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ある結婚式で、時間を守らず超ロングスピーチをする人達がいた。
予定より1時間遅れるが、新郎新婦はどれもカットしたくないと懇願。
そこで敏腕ウエディングプランナーの篠原が奮闘。
コース料理を一皿で一気に出す、人海戦術でお色直しを3分で実行。
キャンドルサービスを自動着火にして一気に終わらせる・・・。
余興の太鼓・ダンス・手品・マグロ解体を同時に実施・・・。
表はこうして何とか間に合ったよという話。
そしてこの後、その裏で実は起きてた出来事が改めて描写される。
まるで「カメラを止めるな」的な感じ。
脱獄犯が祝儀を盗もうとするが、新婦の元彼が花嫁を奪いに来て、
何やかんやでその脱獄犯を捕らえて祝儀は無事だった。
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表の話は完全にコメディで、なんでやねん的な話。
シュールだが、それはそれでプランナーの手腕やなって感じ。
裏の話は、特にいらんかったような気もするねんけどなあ。
だってカメ止めほど、表と裏が綺麗に絡んではないから。
しかも元彼が下痢しまくってて、最後にはもらしてしまう。
でそのケツで犯人の顔の上にまたがり、犯人が失神。
まあガキなおれは、そういうので爆笑してはしまうのだが、
その下痢はストーリーとは何の関係もないし、
ただ笑わせるためにそういう設定にしてる感じが今イチ。
せっかくの篠原涼子なんやから、もっと精一杯の対応をして、
一生懸命にトラブル解決しながら話が進むのを期待したのやが。
やっぱりおれはあんまりコメディが好きじゃないんよな。