軍艦少年のレビュー・感想・評価
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軍艦島かっこいいなあ
2024年6月24日
映画 #軍艦少年 (2021年)鑑賞
軍艦島の見える街に暮らす高校生は、ラーメン屋を営む父と2人暮らし。母が亡くなり、高校生は喧嘩に、父は酒に溺れる日々
ちょっとできすぎた展開
#一ノ瀬ワタル と #山口まゆ がよかったかな
軍艦島の映像すごい
妻を亡くした父、母を亡くした息子の再生物語。
ありがちだが、それなりに感動できた。
喧嘩が強くて優しくて漢気にあふれ、一方で絵がとても上手いという、出来過ぎなキャラの主人公。母の死に目に会えず、自分のせいで父も間に合わなかったと負い目を持ちながら、酒浸りの父親を見ている。
そして、この父親が、同級生たちの語る昔の彼とは想像もつかないほどダメダメになってしまう。いくら愛していたとはいえここまでひどい?とちょっと引いてしまった。
この映画の良さは、まず普通には観られない軍艦島の内部を観られること、主人公の飛び蹴りのキレの良さかなと思ったら。
母親を亡くして非行に走ってしまった少年の再生。 もっと堕落したのは...
母親を亡くして非行に走ってしまった少年の再生。
もっと堕落したのは酒浸りになった親父の方だが。
同じ美術部の少女と父親の友人などの支えもあって立ち直っていく。
途中までは悪くなかったが、段々青臭い青春モノの展開で感動させてやろう、という製作側の意図が見え見えになってしまったのが残念。
赤井英和はどうやって契約書を取り返すことができたのか。
不動産屋の男に何を耳打ちしたのかが結局分からないまま終わってしまう。
ちょっと不完全燃焼感が否めない。
軍艦島ありきのヤンキーもの
原作未読
原作は『ガキ☆ロック』の柳内大樹
監督はYuki Saito
斉藤由貴ではない
男である
斎藤佑樹でもない
差別化をはかるためかもしれないがかえって紛らわしい
映画は何本か撮っているらしいがYuki Saito監督の映画作品初観賞
かつてブルボンの甘杉くんのCMを作った映像ディレクターYuki Saito
脚本は眞武泰徳
眞武泰徳脚本作品初観賞
軍艦好きの少年の話ではない
軍艦と言えば軍艦行進曲だがパチンコとも関係ない
タイトルの『軍艦少年』の軍艦は軍艦そのものではなく軍艦島こと長崎県の人工島・端島のことである
映像としての軍艦島ならB'zの『MY LONELY TOWN』のMVや『クレイジージャーニー』や『博士ちゃん』で充分だ
端島のそばの本土で端島ラーメンというラーメン屋を営む男とヤンチャな息子の話
愛する妻に先立たれ悲しみに暮れ酒浸りの毎日で立ち直れない玄海
黒髪から母の死を境に金髪に染める海星は得意な絵も辞めますます喧嘩に明け暮れる毎日
結が不良グループに黒いミニバンで誘拐され救出に向かう海星
一度は負けたテツに再挑戦する海星
頭突きが炸裂し海に向かってバックドロップする海星
小百合の仏壇には小百合の手紙があった
再生する親子
ラーメン屋を再開した父親と髪を黒く染め美術部に復帰した息子
かたいこと言うつもりはないけど純や結は茶髪はOKなんだね
髪とか肌とか目の色なんてどうでもいいんだけどね
主人公の名前は野球で有名な海星高校とは関係ないし海星(ひとで)とも関係ない
80年代からヤンキーってあまり進歩ないのね
アニメオタクも嫌いだがヤンキー文化もあまり好きではない
わたくしごとながら身近に50近くもなってビーバップハイスクールが抜けきれない出立ちのおばさんがいるが本当に嫌いだ
職場が別で本当に良かった
うーん星3つ60点が妥当
金髪に染め喧嘩に明け暮れる18歳娼年・坂本海星に佐藤寛太
海星の父で妻を病気で亡くし酒浸りの毎日で経営していたラーメン店も休業中の坂本玄海に加藤雅也
病気で他界する玄海の妻で海星の母の坂本小百合に大塚寧々
海星が所属する美術部の結に山口まゆ
海星の友人・純に濱田龍臣
軍艦島で生まれ育ち坂本夫妻と幼馴染で警察官の野母崎巌に赤井英和
軍艦島から坂本夫妻とは幼馴染で海星が通う高校の先生で美術部の顧問を務める泉に清水美沙
不良グループのリーダー格・テツに一ノ瀬ワタル
テツ率いる不良グループの腰巾着で海星を名乗
りカツアゲをしていた小池仁に柾木玲弥
テツ率いる不良グループのメンバーに花沢将人と高橋里恩と武田一馬
清水美沙が懐かしい
全くの季節外れだけどTBSの連ドラ『クリスマス・イブ』を思い出した
喪失と再生
大切な人を亡くしたことによる絶望、後悔、自責の念に苛まれ、酒に逃げる父。
母を亡くした喪失感と、かつての強さを失った父に対する苛立ちで喧嘩に明け暮れる息子。
周りの人々に支えられながら再出発する家族の再生の物語。
強さとは何か。家族とは何かを問いかける良い映画でした。
海星が父に本当の気持ちをぶつけるシーンや母の最後の手紙は本当に胸が熱くなる。
また、息子と父の両方に友との友情が見られるのが良かったな。
父の幼なじみの警察のおっさんや顧問の先生は二人とも本当にしっかりと向き合い、諭し、背中を押して立ち上がる手助けをしてくれた。
クラスメイトの結は、自分が変わるきっかけをくれた同じ境遇の海星にイラつきもあったがケツを叩いてウジウジする彼を奮い立たせてくれた。親友の純の裏切りはキツかったが、ラストは逃げずに一緒に戦うのが良かったし、タイマン後の海星との殴り合いは本当に柳内大樹作品っぽくて好き。
主演の佐藤寛太は演技、アクション共にあまり印象に残らなかったかな。平凡。顔が優しすぎて良い人オーラが凄い。
加藤雅也は演技の振り幅が本当に凄いと思う。過去の強くて家族想いの父の姿、絶望で酒に溺れる姿、そしてラストの立ち直り厨房に立つ姿。本当に同一人物か?と思う程。
ヒロインの山口まゆは『下忍赤い影』の頃と比べて凄く演技力が上がったと思う。
個人的最推しの柾木玲弥はマジで三下役が似合うよね。今回もいい下っ端感出てたよ。本当はガチバンとかガキロックとかゴクドルズみたいな強キャラの方が見たいんだけどね。
そして定番の悪役一之瀬ワタル。やっぱり安心感あるな。手下三人も不良役経験者はいるが格が違うわ。だが原作がどうかは知らないが刺青がダサすぎてビジュアルいまいち。
軍艦少年もガキロックも実写化したし、Netflixでいいからギャングキングも実写化して欲しいなー。セブンスターでもいいよ。
軍艦島に想いを馳せる
主人公の2人の初々しい演技と清水美沙の脇を固めた感じが良かったです。
もちろん赤井さんも。
軍艦島には一度行きましたが、ドラマを感じずにはいられない場所ですね。
お父さん、ダメすぎ。
奥さんに先立たれた夫と反抗期の息子の話。ボケ〜としていても話についていける。多少見逃してもなんとかなるベターなストーリ。
お父さんがダメ過ぎて…息子もいるのにダメ過ぎだろう。
このような展開を待っていた
40年近く前、学生の頃長崎の高島炭鉱跡地に行ったときから、その高島のとなりにある端島(軍艦島)の独特な歴史が気になっていた 「世界遺産」で脚光を浴び、一方「廃墟探検ブーム」もあって、この島の歴史が興味本位で取り上げられることに、地元の方、出身の方はどういう思いを持たれているのだろうか 危険な仕事に従事しつつも、島が一つのコミュニテイであり、命がけの仕事している者同士、あるいはその家族同士も暖かい関係があったのかもしれない
その端島で育った者同士の夫婦の強い絆が、失われた時より大きな喪失感を生むのだろうが、
押しつけがましくもなく、暴力は多く描かれるも、家族や仲間を守る正義から来ているものでもあり、「たまたま端島の出身」であるけれども、昭和の時代の懐かしさを感じるあたたかさも感じました 軍艦島がブームとなっていることに複雑な思いを持ちつつも、ドローンの技術もあって島の内部の様子がみられたことは嬉しかったです
結を演じた山口まゆさん、数年前ガッキーの「くちびるに歌を」で、五島列島の中学校の合唱部員を演じていましたね 大きくなりました 同じ長崎が舞台で思い入れもあったことでしょう
(12月16日 シネリーブル梅田にて鑑賞)
確かにそこにあったもの。
大切な故郷。大切な人。失った者だけが知る喪失感。それでも生きていかなければならない葛藤。絶望から立ち上がる父と息子、再生の物語。
分かりやすくて、青臭くて、グッときて、清々しい。私はめちゃめちゃ良かったです。喧嘩は強いが決して不良ではない幽霊美術部員の海星。母の死後酒浸りで自暴自棄になる父を見ていられず道を外れそうになるが彼の本質は結局何も変わらない。半グレグループや人相の悪い不動産屋に目を付けられながらも、大切なものを守る為にいつも闘っている。それは父親譲りの強さであり、優しさでもある。
キャストもとても良かった。海星は劇団EXILEの方ですか。どうりで身軽な訳だ。真っ直ぐな瞳がステキでした。赤井英和は絶対関西弁の方がしっくりきたと思うけど、大人の取引にはしびれました。
そして何より海星の両親の故郷、世界遺産端島。通称軍艦島の圧倒的な存在感と美しさ。最盛期には世界一の人口密度と言われた炭鉱の島も今や所狭しと立ち並んだ建造物が廃墟と化し朽ち果てるのを静かに待っている。実は4年前に上陸クルーズに参加したことがある。誰もいない建物の暗闇に吸い込まれてしまいそうな不思議な空気感が漂っていたのを覚えている。宿主が去ってから半世紀近くたった今もなお、そこに暮らした人々の息吹が確かに息づいていた。
親子の再生の物語
妻を失った喪失感から酒浸りになる父、酒に溺れる父を横目に自分の居場所を模索しながら、殴り合いによって行き場のない喪失感と悲しみのエネルギーを発散する息子の海星。
ストーリーは良いが、殴り合いのシーンが多すぎるところとか、ヤンキーがもてはやされるところとか、、、ほかの人のレビューにもあったように昭和感は否めない。殴り合いのシーンとか、ぼーっと突っ立ってないで早く警察呼びなよ〜って思っちゃう私はアクションが苦手だとつくづく思う。
ドローンで撮った軍艦島の景色や長崎の風景や海は美しかった。主題歌もいいね。
アクションはよかった
主演の佐藤寛太の少年らしいたたずまいがよい。『HiGH&LOW』シリーズで見せてくれた伸びやかなアクションも健在。軍艦島のシーンも見応えあり。
ただ、令和の今の映画かな…という感じが。特にジェンダー描写はちょっと古いかな…
チョーパンボーイ
病気で母親を亡くしちょっとやさぐれた男子高校生と、妻を亡くしたショックで酒浸りとなったラーメン屋の父親の、母親(妻)への思いとアイデンティティの話。
軍艦島出身の両親を持ち、軍艦島がみえる海岸沿いの家に住み、ケンカが強く元々マジメ君ではないけれど、ヤンキー?という感じの主人公が、家に纏わるトラブルと、友人に纏わるトラブルに巻き込まれるというストーリーで、軍艦島の中が見られるだけで熱いよね。
邦画らしいコテコテさだし、いくらなんでオヤジがダメ過ぎだし、ツッコミどころもあったし、何なら結の叫びは某ぱちんこかよ!と思ったけれどwとても自分の好みで面白かった。
ウサギはアドリブ?
【軍艦島が良く見える場所で育った青年が、漢気があり喧嘩が凄く強い反面、画が上手い訳。前半パートは粗いが、後半の展開は心に残る作品。】
ー 冒頭、テロップで流れるが、軍艦島とは明治から昭和にかけ、海底炭坑により最盛期5000人が暮らした島。主燃料が石油に移行する時代の流れと共に、1970年代に無人島になった島。
正式名称は、端島であるが、廃墟となった高層ビル群などの異様な外観により、軍艦島と呼ばれる。
近年では、「007 スカイフォール」の舞台になった事でも有名。
殆どが立ち入り禁止区域だが、一部はツアーなどで訪れることが出来る。
且つては、この島では、多くの男女が恋に落ち、家族を形成していったのである。
今作の主人公、坂本海星(佐藤寛太)の両親、玄海(加藤雅也)と小百合(大塚寧々)がそうであったように・・。-
◆感想
・今作を金曜日のレイトショーで鑑賞した理由は、加藤雅也さんと大塚寧々さんと、清水美沙さん!が出演されていると、フライヤーで知ったからである。
・前半は、小百合が病に侵されて衰弱していきながらも、玄海と深く結び合っているシーンを中心に、喧嘩が強い幽霊美術部員、海星の姿と、同級生の美術部員の結(山口まゆ:素敵な若手女優さんを見つけた。)が海星が書いた母の絵に涙するシーンなどが、可なり粗く描かれる。
- もう少し、複数のストーリーを、整理して見せて欲しかったなあ・・。ー
・小百合が亡くなり、酒に溺れる玄海。海星も喧嘩に明け暮れる日々。店を狙う謎の不動産屋。大阪からやって来た玄海の同級生だったという、強面の刑事(赤井秀和)。
- 脚本が粗いなあ・・。救いは、大塚寧々さんの笑顔である。”もしかしてあの人が清水美沙さん?”などと、ストーリーとは関係ない所で、一人喜びつつ、観賞続行。-
・偽の海星なども現れ、変なヤンキーたちも現れ、酒浸りの玄海は、自棄になって店を不動産屋に1200万で売る契約書にサインしてしまう。
- 時折、差し挟まれる小百合が元気だったころの、楽しそうな坂本家の姿が、この家族の強い絆を感じさせる。
結が作ってくれたカレーを独りで、手を合わせてから一人カウンターで食べる海星の寂しげな後ろ姿。彼が、両親の愛を受け、キチンと育てられてきた事が垣間見えるシーンでもある。-
<映画構成としては、ストーリー展開や、キャラクターの掘り下げ方が甘く、特に前半は”良い俳優さん達が、多数出演しているのに、勿体ないなあ・・。”と思いながら鑑賞。
だが、後半、亡き妻から、結婚記念日に届けられた期日指定郵便で玄海に届けられた愛溢れる手紙とそれを読む玄海の背中のショット。
そして、海星が軍艦島に渡り、元学校だった建物の黒板に書かれていた若き玄海と、小百合の言葉。更に教室内で、彼が見つけたスケッチブックに描かれていた若き玄海と若き強面の刑事。
そして、海星が若き父の絵の隣に描いた、若き日の母の笑顔。
海星は絵が上手い優しき母と、漢気のある強き父の子であるのだ。
そして、且つて軍艦島で育った同級生達(玄海、小百合、強面の刑事、美術部顧問の泉先生(清水美沙)の結束の強さも印象的である。
ラスト、立ち直った父に金髪から黒髪に戻した海星が言った言葉。
今作は、一人の青年の成長物語である。
最初から、後半のトーンで描いて欲しかった作品でもある。>
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